モスクワ観光 ~夏編~ ボリショイ劇場からマネージュ広場へ

時間が無いので今回は赤の広場近辺だけ行こうかなと。時間があれば救世主ハリストス大聖堂にも足を向けて、その帰りにプーシキン美術館に寄って空港へというルート。

赤の広場の最寄り駅はチェアトラーリナヤ駅(Театра́льная)と言って、実はベラルースカヤ駅から緑のザモスクヴォレーツカヤ線(Замоскворе́цкая ли́ния)を使って乗り換えなしで10分程度。

地下鉄に乗る際の注意点は、社内に次の停車駅の表示がされないこと。なのでロシア語が聞き取れないのであれば駅の数を数えておく必要があります。駅構内にも駅名の表示はあるにはあるのですが、所々にしかなく、乗ってる車両によっては駅名の確認ができません。駅員に聞いてもロシア語しか通じないことがほとんどなので気をつけてください。

目的地はベラルースカヤ駅から3つ目なのでシッカリと覚えておきましょう!

参考までに途中駅は、ベラルースカヤ駅 (Белору́сская)→マヤコフスカヤ駅(Маяковская)→トヴェルスカヤ駅(Тверская)→チェアトラーリナヤ駅(Театра́льная)。

で、到着すると結構駅構内が複雑…… 取りあえず近くの出口から出ようと思い、やっとこさ改札を抜けると。

ででーん! はじめはこの建物がなんだか分からなかったんだけど、案内表示を見たら。

ボリショイ劇場と。ほほー、ここがバレエで有名なボリショイ劇場ですなー。ちなみに上画像の表札には「ロシア ボリショイ劇場『チケット売場』 営業時間:15:00から16:00までの休憩時間を除いた11:00から20:00まで」と書かれております。

丁度、この時、劇場前で絵画の展示会のようなものが開かれており、少しだけ賑わっておりました。

写真だと明るく見えるのですがすでに時間は18:00過ぎ。20:00までって書かれてるのに何故か劇場の扉は閉ざされており、中に入ることは叶わず 😐 

時間もないのでサラッと見終えて赤の広場を探す。……探すにしても分からん。確かボリショイ劇場から南西の方角にあったから、取りあえずボリショイ劇場前の大通りを劇場を背にして右側に進むことに。

この大通りを直進すること2、3分。すると左側に広場っぽいのが見えたので、地下道を使って向こう側へ。

赤いオブジェクトに赤い建物! ここが赤の広場?! と思いました。実は後から分かったんですが、ここはマネージュ広場(Манежная площадь)というところだったんですね。ロシア語だとマニェージュナヤ プロ―シャディ。プロ―シャディとは広場という意味です。ちなみにサンクトペテルブルクにも同じ名前の広場があります。まぁそんな赤の広場だと思っていた場所にはお花畑や綺麗な噴水があって綺麗な場所でした。

左の方に赤っぽい建物があるし赤の広場っぽいでしょ? 後方の大きな建物はホテル・モスクワこと超高級ホテルの世界チェーンで有名なフォーシーズンズホテルです。

先ほどの写真の後ろ側。遠くに見える白い建物はモスクワ・マネージュと呼ばれ、昔は訓練学校や美術館として使われていたようですが、現在は展示ホールとして利用されています。

なんと地下鉄の駅が!? ここオホートヌイ・リャート駅(Охотный ряд)が最も赤の広場に近い駅となっています。が、ベラルースカヤ駅からだと乗り換え1回必要なので、結局チェアトラーリナヤ駅から歩いた方が早いっていう。

モスクワ・マネージュの横には噴水があって整備されています。噴水の正面が駅の出口と直結しているため、人が多く賑わってます。

こんな道も。水のアーチの下をくぐり抜けられるのですが、そこそこ濡れる。夏なので涼しいから丁度いいかも?

長くなってきたので続きは次回に。次はクレムリンです。

モスクワ観光 ~夏編~ 空港から市内へ

モスクワ市内への交通手段は大きく分けてタクシー、バス、鉄道の3種類があります。この中では断然鉄道がお勧めです。というのも、モスクワから市内までの道路は大渋滞地域であり、時には数時間かかることもあります。鉄道だとアエロエクスプレスという特急列車を使えば30分程度で市内にたどりつけます。また、平均して30分に1本程度出ているのでそんなに待たなくても乗れる。値段は2017年で片道470、往復940ルーブル(往復なのに割引なし)。実は公式ホームページからインターネットで事前予約すると片道410ルーブルで行けたりします。

ちなみにバスだと乗り合いバスとかが出てて料金は片道100ルーブルもしないようなので急ぎの旅でもなければゆっくり渋滞に巻き込まれながら行くのもありなのかも 😛 

さて、ホテルからアエロエクスプレスの駅までは歩いてすぐ。

アエロエクスプレスまでは徒歩1~2分程度なのですが、その間に大きな道路があり、しかも横断歩道がないので戸惑った。ホテルの駐車場の人に聞いたところ、車が通っていない時を見計らってそのまま突っ切って構わないとのこと。この後ロシア市内に行ってから気がつくのですが、ロシアは基本的に信号が少なくて驚きます。

鉄道の駅に入ると早速セキュリティゲート。X線でシッカリと荷物検査をされて金属探知機のゲートをくぐらされるという徹底っぷり。テロ対策でしょうね。

そこを過ぎて乗場の階までエレベータで登ってチケットカウンターへ。丁度両替コーナーがあったので日本円を変えようと思ったけど、その通貨は取り扱っていないと断られ。しぶしぶモスクワまでのチケットを購入しにチケットカウンターの横の自動販売機へ。

画面はロシア語の他、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語など、複数選べます。これってもしかして左から利用頻度の高い順番? 残念ながら日本語はありませーん。

言語を選んだら片道か往復か、ビジネスクラスかを選択。往復を買う場合は帰りの切符…… といってもレシートのようなペラペラの紙ですが無くさないように!

人数を選び、支払方法で現金を選んだらした画像にお金を入れます。

カードの場合は以下の画像上部のカード差し(Cardと書かれているところ)にクレジットカードを。

カードを選択した場合はPINナンバーを入力するよう促されるので番号を打ち込んでから右下の緑色の「ввод」を押す。キャンセルしたい場合は緑色の2個上の赤色で書かれれた「выход」を。

下の方からチケットが出てくるので受け取ります。

チケットにはQRコードが印字されてるので入口のゲートで読み込ませてプラットホームに入場します。

プラットホームに入場。

看板には「シェレメチェヴォ」と。

列車はビジネスクラスではないので自由席。車内はこんな感じ。

荷物置きもあるのでスーツケースを持ってても問題なし。

車内販売もあり。メニューの一部抜粋。

車窓から。

30分くらいでモスクワ市内のベラルースキー駅(Белорусский вокзал)に到着。ゾロゾロと降りてきます。

アエロエクスプレスのプラットホームを出るとべラルースキー駅の構内。

青緑の駅校舎は珍しいかも。左に目を向けると。

MOCKBA! ついにモスクワ! 人の流れに身を任せると外に出られます。ここはべラルースキー駅といってターミナル駅にあたるわけですが、これから地下鉄のベラルースカヤ駅(Белорусская)に乗り換え。まぁ乗り換えといっても徒歩1、2分ですが。

構内を出て左に見えるのが地下鉄。早速入場!

まずは券売機。ここで切符を購入します。

1回の乗車券が50ルーブル、2回で100ルーブル。相変わらず割引がない…… 現金とクレジットカードで決済が可能。切符はアエロエクスプレスのよりシッカリしてるカード。

なにやら裏にシリアルナンバーがついています。これを持って改札口へ。

セキュリティゲートみたいなものをくぐると改札があるのでそこにタッチすると駅構内に入れます。モスクワの地下鉄はエレベーターで地下まで長く続いていてその様子を載せたいのですが、写真撮影は原則として禁止とのことです。残念!

次回は赤の広場です。

モスクワ観光 ~夏編~ 入国まで

誰もが知っているモスクワ。しかし、日本から訪れる観光客は意外にも少ないのではないでしょうか。その理由は、VISAが必要なことが真っ先にあげられそうです。

今回はカザンに行く予定でして、途中モスクワを経由するため夕方から3時間限定で回れるだけ回ろうということで訪れました。なので、クレムリンとか武器庫とかレーニン廟とかトレチャコフ美術館とかボリショイ劇場とかとか名だたる観光名所はほとんど閉館状態です。

そこで、空港からモスクワ市内までの交通機関と回る順番を事前に綿密に計画しました。

モスクワには国際空港が4つあります。

  1. シェレメチェヴォ空港
  2. ドモジェドヴォ空港
  3. ヴヌコヴォ空港
  4. ブイコヴォ空港

上記の表記は強引に日本語表記にあてはめたものなので、現地でこのまま発音しても通じないことに注意。例えば、シェレメチェヴォ空港のはじめの「シェ」は前上歯の少し奥側の箇所に舌を当てない程度にしながら発音し、次の「レ」は巻き舌で「リ」に近く、「メ」は「ミェー」と素早くいう感じ。「チエ」は舌を前上歯の後ろにつけるように「ティ」と発音します。「シェリミェーティーヴォ」。同じようにドモジェドヴォ空港も「ダマディェーダヴォ」の方が現地発音に近く…… キリがないのでここら辺にしときましょう。

日本からだとシェレメチェヴォ空港とドモジェドヴォ空港に直接行くことが可能です。ヴヌコヴォ空港は近場のウクライナとかから、ブイコヴォ空港は主にローカル線が発着します。今回、ロシアの航空会社アエロフロートを使用し、シェレメチェヴォ空港を使いました。

まず、アエロフロートという航空会社ですが、これが結構大変。料金は安いのでサービスもそれなり。ドリンクもスプライト、コカ・コーラ、オレンジジュース、アップルジュース、トマトジュース、水、紅茶、コーヒー、赤ワイン、白ワインだけに絞っています。ドリンクの提供は食前と食後の計2回。食前は食事の結構前に来るため、食事中にドリンクが欲しい場合は2つ貰っておくと良いかなと。食後には紅茶とコーヒーと水しか貰えないので注意が必要です。機内で見られる映画も英語とロシア語しかないのでどちらの言語も分からない人は退屈になってしまうかも。

ただし、エコノミークラスでもスリッパがあるのは凄い。ペラペラのスリッパだけど無いよりは全然いい。あとはCAにロシア美人が多いことくらいかな(笑)。

日本からだと約9時間でモスクワに到着します。到着するとすぐにターミナルというわけではなく、飛行機の近くまでバスが来て、そこからターミナルに向かいます。

そして入国審査。ここが非常に混む。基本的に質問されることはなくてパスポートを渡してひたすら待つのみ。VISAに何やら変なライトをあてて(おそらく特殊なライトをあてると顔写真とか入国に必要な情報が映るようになっているのでしょう)、入国スタンプを押した後、紙っ切れを挟まれて返されます。この紙っ切れは出国カードといって、ロシアを出国する際に提出しなければならないものなので、無くさないように。無くすと移民局(外国人査証登録所)まで行って再発行手続きを受けなければならないので面倒です。

さて、ここからはもうロシア。長いエレベーターを下って空港を出ます。今回は預入手荷物がなかったのでバゲージクレームはスルー。泊まる予定のホテルは世界チェーンのNOVOTELホテル。空港から送迎バスが出ているようなので空港の人に聞きます。

バスは20分おきに来ているようで、そんなに待ちませんでした。5分くらいでホテルに到着。

チェックインを済ませて、荷物を置いて、カメラを持って。只今の時間は17時30分。ここからモスクワに向かいます。

ニューヨーク観光 ~3日目 後編~

マンハッタン島とブルックリン地区をつなぐイースト川にかかっているのがブルックリン橋です。ニューヨークで一番有名な橋ではないでしょうか。鋼鉄のワイヤーを使った世界初の吊橋で、完成までに14年もかかったようです。

全長は1,825 mなので結構大変。しかもこの橋は結構混雑していて、ところどころで記念撮影をしている人たちもいるので、それなりに時間がかかります。渡りはじめる前は明るかったのですが、渡り終える頃はすでに日没。渡り終える頃に右側にブルックリン・ブリッジ・パークが見えるのですが、この公園に行くまでが結構大変。橋が途切れるまでが長いので、一度渡り切ってから大回りしていく必要があるんです。

で、結構苦労してようやく公園に到着。見事な絶景!

ここはマンハッタンの夜景が綺麗に眺められるスポットとして有名で、遊覧船なんかも出ています。真ん中少し左側の高いタワーが世界貿易センタービル。写真ではブルックリン橋に隠れてますが、右側の方にはエンパイアステートビルも見えます。近くにはビアガーデンも開かれていてアルコールを飲みながらニューヨークの絶景を眺めるのもありですね!

こう文章にしていると分からないかもしれないけれど、ここまで歩いた距離が半端ない。ベンチがあったので少し休憩。雨が降っていたので持ってきてたタオルで座る場所を拭いました。まぁ、ここからはダイカー・ハイツしか行かないので、焦る必要もないためゆっくり行きましょう 😮 

ダイカー・ハイツへはブルックリン・ブリッジ・パーク近くのYork St駅が便利。10分ほどFラインに乗って4 Ave-9 St駅まで行って、そこからRラインに乗り換えて再び10分ほどで86th駅に到着します。この時、必ず駅の中でトイレに行っておくこと。86th駅からダイカー・ハイツまで結構歩くのですが、基本的にトイレはありません。途中に店があるのでトイレは貸してもらえるとは思いますが、ダイカー・ハイツまで行ってしまうと住宅街なので店類はありません。

ちなみに、駅からダイカー・ハイツまでは歩いて10分から20分ほど。自分たちの場合は歩くのが非常に早いので10分で到着しましたが、普通に歩いたら20分くらいかかるかもしれません。方向としては7番街通り方面なので、駅を出る前にどこから出れば良いか確認しておくと良いでしょう。

86th駅は4番街でダイカー・ハイツは11番街。7つも進むの?! と思うかもしれませんが心配ご無用。5番街を進むと次に現れるのは7番街。さらに7番街の次はすぐ10番街になります。とは言っても、近くはないのでそれなりに歩く必要はあります。

11番街を左に曲がると、徐々にイリュミネーションが見えてきます。

なかなか凄まじいですね。下の方にみえる小さなサンタクロースもイイ感じです!

ここは所狭しとオブジェクトが飾られています。後ろの方に大学の広告が見えますが、スポンサー料とか貰っているのでしょうか。

ここは兵隊をイメージした家屋。画面左にみえる人形がくるくる回転していました。

ここに載せたのはごく一部ですが、こんな感じの家が何十件もズラリと並んでいるのが圧巻です。何でもここダイカー・ハイツは富裕層の住宅街だそうで、各々どちらが凄いイリュミネーションなのか競い合ってるそうで(金持ちの考えてることはよく分からん)。

一通り見終えてから再び駅へ。実はここからタイムズスクエアまでは乗り換えなしの1本! 駅から降りて、夜遅くだから空いてるかと思いきや……

まさかの大混雑!! クリスマスのイベントが開催されていて通りを突っ切るのも一苦労。

何とかホテルに着くことができました。

さて、明日は朝早くからラスベガスへのフライトだー。