リバプール観光 世界博物館 ~生物好きには必見!~

リバプール世界博物館はリバプールので最初に作られたもので、現在でもリバプールを代表する観光スポットになっております。常設展示は、宇宙、自然史、人類史、の 3 つのセクションに分かれていて、中でも見どころとなっているのが水族館とプラネタリウムらしい。けれどもプラネタリウムは時間がないから今回はパスかなー

場所はリバプールライムストリート駅から徒歩2~3分程度。クイーンスクエアからは1~2分程度。大通りに沿って歩いていくだけなのでわざわざルートを書く必要もないかなと。

世界博物館の外観。この奥側がリバプール中央図書館、さらにひとつ奥がウォーカーアートギャラリー。一気に3つ回ると良いでしょう(全部入館無料だし :mrgreen: 

ここが入口かと思ったけど、残念ながら違う。

この”MUSEUM”って書かれてるところが入口。この写真を撮影した時刻が朝9:00直前なのでまだ開館前。人は少ないです。

世界博物館の管理している花壇かな。残念ながら花の咲く時期ではないので草だけでショボい 😥 

入口にはすでに先客が並んでた。地元の小学校だと思われる。この軍団の後ろに並んで開館時間を待ちます。只今の時刻8:59

エントランスで我々を迎えてくれるブロンズ像。いや、マーブル像かも。この像の両サイドから中に入れます。

入場料は無料。しかし、リバプールの博物館に必ずあるドネーションボックス。満足したら£4入れてあげてください。

おお、リバプールの小学生が中に入ってる 🙂  皆さんは1階から見学するようですが、私ははじめに一番上の階に行って降りてくるルートで行きましょう。そっちの方が空いてるしね。

エレベーターで最上階へあがりまーす

最上階にカフェ。展示物をみるためにはこのカフェを横切る必要があります。

ここから宇宙コーナーに繋がってる。

ちなみにカフェのメニューと金額はこんな。コーヒーとかが£2で軽食が£3~4。まぁそんなに高くはなかった。

イートコーナーは結構広い。朝一番なので誰もいないけれど、昼食時なんかは混むんだろうなぁ。

あ、少しピンボケしてる…… 宇宙コーナー。少し薄暗い。プラネタリウムは朝早すぎて開いていないので取りあえず展示だけみよう。

映像とオブジェクトの展示のある、まぁ一般的な展示ですね。

次は自然史の恐竜コーナーへ。

恐竜の模型がある! 恐竜好きなのでテンションあがった 😛 

メインディッシュの恐竜の前にまずは他の展示から。ここはシマウマ。太古のイギリスにもシマウマがいたんですねー

密林に生息する鳥類もあり。

昆虫類の標本? 蝶とか貝とかも。うーん、残念ながらこういうのはあんま興味ないんです 😥 

なんか可愛い生物が隠れてる。

ホッキョクグマとかの絶滅危惧種の展示コーナー。

さてさて恐竜を見ましょうかね。 🙂  メガロサウルスっぽい?

やっぱりメガロサウルスだった! ここに説明が書かれてるけど1億5000年前に生きていたといわれている恐竜ですね。かなり最初期に発見された恐竜でジュラ紀にはヨーロッパだけでなくアジアや北アメリカにも生息していたらしい。

もういっちょ!

アロサウルス 😯  ジュラ紀後期の最強といわれる肉食恐竜の1つ。アメリカの恐竜かと思ってたけどイギリスにもいたんだ?

そしてアロサウルスの隣に展示されてるのがこれ。

カンプトサウルス(Camptosaurus)っていうらしい。どうやらこの恐竜の天敵はアロサウルスのような巨大肉食獣だったようで、この展示もアロサウルスから逃げてる様子を表してるのかも。

階段を降りて次は人類史へ。世界の文化コーナー。

アフリカ、アメリカ、オセアニア、そしてアジア…… ってつまりほぼ全部じゃん!

まずはアフリカ。アフリカの文化を表す展示物が並んでます。

アフリカの次はアメリカ。

イヌイットの装束とかそういうのがメイン。で、その次はオセアニア。

休憩コーナー発見。様々な文化の人たちに囲まれながら休めるスポット 🙂 

オセアニアらしく船とか銛とかの展示が多いかな。次はアジアへ。

石像に絨毯。絨毯っていえばやっぱりペルシャのイメージあるからアジアなのかな。

我が国日本の展示! 大仏とか千手観音像とかですね。

このウェストンディスカバリーセンターってのは博物館のコレクションを使って人類の歴史について考察したり、交流の場を設けたりするところらしい。残念ながら朝早いこの時間は締まってますねー

今度は鎧兜と日本刀。日本の展示品が結構多い。

最後の締めは浮世絵。これにて人類史コーナーは終了!

階段を降りると特設展エリアへ。ここの展示は常設ではないため定期的に変わります。今回は動物のミイラを展示してるらしい。なんだか物騒だ……

人が増えてきた。おそらく下の階から見学しはじめて来た連中でしょう。ミイラとはいっても特に得体の知れないものはなく、剥製があったり。

なんか変な洞窟があったのでくぐってみたけど別になんてことはなかった

ミイラといえばエジプトなのかね? エジプトのミイラに関する展示です。

最後はショップ。特設展のショップなのでこの時期ここでしか買えないものが売ってるんだろうけど、変なミイラの本だったり、ストラップみたいなのしかなかったのでスルーした 😉 

ここからはバグハウス。おそらくこの博物館でもっとも気持ち悪い、エグイ展示コーナー。

暗かったからカメラがピンボケしてる…… ハエか何かの模型ですね。説明ボードの横の丸っこい穴から本物の標本が見られる。

タランチュラみたいなものもたくさんあったけど見る人に配慮して普通の展示だけ。まぁこんな感じでこんちゅの展示がされてて、ところどころ脚の多い虫とかの模型があったりするところです。

ここでバグハウスは終了。次はクロア自然史センターへ。

一個前の写真のところからも入れますが、特設展から渡り廊下を渡ってクロア自然史センターへ行くこともできます。このクロアってのはテートのコレクションらしい。テートってのはアルバートドックにあったテート・ギャラリーのテートです。

剥製がたくさん! 😯  この棚の引き出しは開けることができて、この中にもたくさん生き物の標本が入ってます。正直言って多すぎて全部見られない。

アリゲーターとクロコダイルを見分けられるか? というクイズ。見分けるポイントは、鼻と歯。アリゲーターは丸くて平たい鼻をしてるけど、クロコダイルは鼻が尖ってて、下の第四歯が突き出てるらしい。

てことで、左がクロコダイル、右がアリゲーターなんでしょう!

アンモナイトですね。こうみるとただの貝にしか見えないけど。

壁際にはとにかくたくさんの化石の展示。残念ながら触ってはいけません!

三葉虫。なんとなく撮ってみただけ。他意はない。

この中に世界で最も恐ろしい動物が入ってるとのこと。開けてみると…… それは、ぜひ読者の皆さん自身がここに来て確かめてください!! 😉 

皇帝ペンギンの横から渡り廊下を渡ります。

階段を降りるとすぐに水族館。これがこの世界博物館でプラネタリウムと並んで人気のスポット。

壁に水槽があって説明ボードが併設されてるスタイル。

丁度今週は鮫週間のようで、地元の子供が描いた鮫のアートが壁に貼られていました。

水族館が終わると次はトレジャーハウスシアター。

あー…… 上演時間じゃないので入れませんでした。残念!

 

駆け足でしたが以上でリバプール世界博物館は終了です。プラネタリウムを見たり、トレジャーハウスシアターで上演を見たり、カフェで食事をとったりすれば1日中遊べそうな場所でした。好きな人は十分時間をとってジックリと観光するのが良いでしょう!

次は隣のリバプール中央図書館とさらにその隣のウォーカーアートギャラリーを一挙に回ります!

リバプール観光 リバプール博物館 ~オールジャンル展示~

ピアヘッドのマージ―川にある近代的な建物がリバプール博物館。特にこれと絞ったテーマがなく、幅広い展示が特徴のようです。

場所はアルバートドックからピアヘッドへ続く桟橋を渡ってすぐ右側。ものすごく大きい建物なので見つからないということはないでしょう。

リバプール博物館の正面。ここが入口ではないので注意。この方角から見て建物の左側に入口があります。マージ―川とは反対側ですね。

入口前の広場。左奥に見えるのはアルバートドック。

入口前にもラムバナナ発見! 今度はなんかのアニメキャラみたいな顔だ。

博物館の入口からみえるこの建物の中にはオープンアイギャラリーが入っております。まぁ小さいギャラリーなので近々サラッと紹介しましょう。

入口に入ると丁度テレビ局か何かが撮影中だった。この博物館も入場料は無料です。寄付をするための箱がありますのでしたい方は貢献を。

まずはエレベータで最上階に向かいます。上から順番に降りてくるのが効率の良い回り方。ここにはスポーツとかの展示がメインだったかな。

リバプールが有名なのは三角貿易だけではなく、ビートルズ、スティーブン・ジェラード、へザ・ズートンズ、ジョン・コンテといったノベル、ミュージック、コメディからスポーツまで様々な文化があり、それらの歴史が一挙にみられるのがこちらのコーナー。壁際のマネキンなんてコメディっぽくて面白い。

このフロアの窓際からはアルバートドックを上から見下ろせます。まぁなんてことはないけど 😆 

天井にはサイクリング、真ん中あたりにはレコードの展示も。本当に色んな文化がごちゃ混ぜになってて見てるだけで楽しい。

さて、ここからはビートルズとサッカーの展示。館内は薄暗く、簡単な上映とかもありました。

ここからは1916年からの歴史をみることができるコーナー。さて入ってみますか!

なんだか如何にも歴史の展示!! っという感じで資料ばっかり。うーん、時間もないしここは飛ばそう 😛 

昔のリバプールの模型のところには子供たちが集まってました。当時のリバプールのファッションとかも見られて結構楽しい。

エドウィン・ルティエンヌ設計のリバプールカトリック大聖堂(通称:ルティエンス大聖堂)の模型。どうやらこの大聖堂は資金難で作られなかったらしくて「夢の聖堂」と呼ばれてるか何とか。そんな実在しない模型がみられるのも博物館の醍醐味だよねー

ここからはピアヘッド側を見下ろせます。左にはアトラクションとフェリー乗り場が、右の方にはスリーグレースが立ち並ぶ姿も。いかにもヨーロッパの港湾都市って感じですよねー

この螺旋階段をおりまーす

次はこのフロアを探索。なんか模型がたくさんあって面白そう!

鉄道の歴史。下にみえる蒸気機関車は「Lion」っていう名前の機関車で、1800年代の当時「Lion」と「Tiger」っていう2つの機関車がリバプールで大活躍だったみたいで、映画にも何度か使われたようで。

先ほどより少し低い位置からのピアヘッド。丁度博物館の修繕作業中みたいで黄色いジャケットの方々が忙しそうでした。

美術館っぽかったけどよく見たら当時のポスターだろうか。真ん中の”Revengers Tragedy”ってのは「復讐者の悲劇」っていう題名のトマス・ミドルトンの戯曲ですね。

さてさて最後はグラウンドフロアーへ。イギリスでは1Fってのが日本でいう2階に対応して、グラウンドフロアーが1階に対応するので混乱しないように。

ここは航海の歴史かな? 船の展示とか絵とかが飾られてた。まぁこういうのは海事博物館でいっぱいみたしなー

エデュケーションエリアだって。学校が貸し切りで使ったりするんかな。今は丁度使われてるようで立入禁止でした。

リバプールは大帝国第2位の都市。当時どんな衣装を着て、どんな生活をしていたか、がみられるコーナーらしい。

主に6歳未満の子供を対象にしたコーナー。遊んで学べるファンタジーってのがテーマ(良く分からん

さっき上からみた「Lion」を間近で見られます。当時のリバプールの交通機関を実感できる。

最後はお土産屋。博物館のショップって結構高尚な品揃えなんだけど、ここでは食器とかフィギュアとか色んな種類のものが売られてた。

カフェも併設。展示が多岐に渡るだけでなく、買い物も食事も楽しめるような作りになってますね。逆にいえば、これといった強いテーマがないので深く学びたい人には向いていないのかも。

個人的には後半疲れて、もういいかなって感じになった(笑) リバプールについて広く浅く知る分には良い博物館かもしれない。そういう意味では、はじめにここを訪れてみて、興味をもった展示のある博物館を決めて行くといいかもしれませんね。

外に出てみたらサンセットタイムに。うーん、結構疲れた。

 

次はどこに行こうかな?

リバプール観光 ピアヘッド ~産業革命の反映を物語るスリーグレース~

アルバートドックと隣接してるのがピアヘッド(Pier Head)。アルバートドックがショッピングやレストランがメインだとしたら、ピアヘッドはアトラクションがメインってイメージかな。

前回記事の続きでアルバートドックからマージ―川沿いに進むのが今回の記事で紹介するルート。ワンバスステーションから非常に近いので、ピアヘッドを先に回ってその後にアルバートドックでショッピングするのもいいかも。

左側の橋がアルバートドックからピアヘッドへの渡り道。さて、渡りましょう!

橋の途中から。やっぱり曇りなのが残念だなぁ。イギリスだから仕方がないとはいえ。

これは250年間リバプールで働き続けた馬を称えて作られたもの。第二次世界大戦中にも、ドックと倉庫の間を馬に行き来してもらって物資や食糧を運ぶのに重宝したみたい。Liverpool Retired Carters Association(リバプール退役カーター教会)が12年間資金を調達して、2010年5月1日にリバプール市長によって建てられたのだとか。

馬の横を抜けると見えるのがリバプール博物館の背面。非常にデカい!! この博物館だけで1記事使うつもりなのでまずはピアヘッドを回りましょう!

リバプール博物館の横を歩いていきます。あ、左の方に見えるモニュメントはまさか……

やっぱりラムバナナ!! しかもフロック・オブ・シーガルズ(A Flock Of Seagulls)のペイントが。グラミー賞を取ったイギリス発祥のバンドです。けど、ビートルズペインティングじゃないのね。

正面からみたリバプール博物館。ここは次回の記事で紹介しまーす。右の方の旗にTwitterのハッシュタグが紹介されてる。It’s Liverpool !!!

リバプール博物館の正面広場。ラムバナナ2匹目 🙂  今度はやたら芸術性のあるペイントだ。ここにきて急に子供が増えてきた。

川沿いに海戦記念碑(Naval War Memorial)発見。やっぱりリバプールといえば海戦なんだけどこれはどの海戦の記念碑なんだろう? トラファルガーとかアルマタは場所がちょっと違うか。

記念碑の隣に立っているこの像はおそらく海兵。よく見ると傍に花が添えられてるので、きっと戦争で亡くなられた将軍とかなのだろう。

これは第二次世界大戦で亡くなったイギリスとドイツの記念碑らしい。

これは海でお亡くなりになられたため墓を作られなかった人々のための記念碑。リバプールはところどころに戦争の傷跡が残っているんですね。

さて、重々しい記念碑のすぐ前にあるのがFREE STYLE!! 遊園地のアトラクションみたいなもんね。誰でも乗ることができます。お金さえ払えば。

これもアトラクション。椅子に座ってぐるぐるぐるぐる回転するやつ。丁度子供が2人乗ってて、お父さんが写真を撮ってますね。

まだまだ続くアトラクション。右側に映り込んでるのがチケット売場。

今度は騎馬像か。これはイギリス国王エドワード7世。ヴィクトリア女王の息子で、各国との友好に尽力したサクス=コバーグ・アンド・ゴータ朝の初代国王ですねー。このサクスなんちゃらゴータ朝は、ウィンザー朝(ジョージ5世が初代国王)の前身ともされてます。

待ってましたビートルズ!! ここは写真スポットみたいで、一列に並んで順番にみんな写真を撮ってました。丁度人がいないときに撮影しましたです。

マージ―川のフェリー乗り場。確かここからアイルランドのベルファストやダブリンに行けたと思う。もちろんマージ―川の対岸に行くこともできますよー。

なにやら騒がしくなってきたと思ったら遊園地みたいなところが。

ここはアトラクションの他にショップもあるね。フェスタみたいなものかな。ちなみにこの時期は11月の初め。みんな服装が冬装備なんだけど、さすがリバプールは寒いです。

象にのってぐるぐる回転するアトラクション。先ほどのところと違って対象の年齢が少し上がったかもしれない。実際に大人が楽しんでた。

やたらと本格的なアトラクションまで…… 結構こわそう。

こっちのチケット売場は並んでましたね。窓口も複数あるし。

観光地に恒例のスケートリンク。ここまでは無料で入れます。まだ秋なのにみんな凄いなー。

ピアヘッドの全貌はこんな感じ。夜になると綺麗にライトアップされます。

これにてピアヘッドをサラッと回りました。で、最後にタイトルにあったスリーグレースの紹介を。

 

■スリーグレース(三女神)

ピアヘッドにある産業革命の反映を物語ったような美しい3つの建物、ロイヤルリバービルディング、ドックビルディングキューナードビルディングをスリーグレース(三女神)というらしい。順番に。

まず一番アルバートドックから遠いのがロイヤルリバービルディング。高さは約90mもあり、当時は欧州でも指折りの高さを誇った時計塔のあるビル。映画にも登場することが多く、現在は保険会社などがオフィスビルとして利用しているようです。

エドワード7世像の後ろ、ロイヤルリバービルディングの隣に位置するのがキュナードビルディング。この建物は、旅客船会社キュナード・ラインの当時の本社ビル。ニューヨークにも美しいビルを建ててるので有名な会社です。

そして最後はリバプール港ビルディング、またの名をドック・ビルディング。バロック様式の大きなドームが特徴的。2001年の不動産会社のダウニングが買い取り、1千万ポンドの大金を使って2006年から2009年にかけて大きな改修を施したのが現在の姿。外から見ても美しいのですが、内装も同じくらい作り込まれていて、産業革命の華々しさが感じ取れるようです。

 

以上でピアヘッドを回りましたが、次回はリバプール博物館の中に入ってみたいと思います。