寸又峡温泉郷の有名旅館『翠紅苑』③ ~食事紹介~

寸又峡温泉 翠紅苑』の食事紹介です。大規模旅館ではないため朝食夕食はビュッフェ形式ではなく、食事会場での提供となります。

前回記事の案内と同じとなりますが、宿の場所については前回の記事『寸又峡温泉郷の有名旅館『翠紅苑』① ~施設紹介~』をご参照ください。

 

『寸又峡温泉 翠紅苑』の夕食

夕食は懐石料理です。ドリンクメニューも用意されています。夕食会場にもコーヒー、紅茶が提供されていないんですよねー。

また、特別室は料理が勝手にグレードアップされます。例えば、通常の夕食だと猪肉なのが牛肉になっていますね。特別室以外はオプションでグレードアップできるみたいです。

懐石とはいえ、はじめの時点でかなりの料理が並べられています。少しお高い旅館だと着席してから一品ずつ持ってきてくれるのですが。案の定、冷めていました😢

あまごの塩焼き。山中の旅館だと鮎とか岩魚が出ること多いイメージだから、これは珍しい。

天ぷらとごはんセット。なんというか家庭料理みたいな雰囲気。変に旅館っぽくしない分、こっちの方が良いっていう人もいるかもですね。

デザート。フルーツそのままってのは有難い。水菓子はシンプル is ベストですね。

以上が夕食なのですが、量はめっちゃ多かった。特に牛肉のしゃぶしゃぶが多すぎて食べきれなかった。あまごや天ぷらは味わっている暇なんてなくて、胃に押し込む感じ。ボリュームを求めている人にとっては良いかもしれません。

それでは引き続き朝食の紹介です。

 

『寸又峡温泉 翠紅苑』の朝食

朝食も席に用意されていました。根菜類が多いので健康食にこだわる方には良さそうです。後ろの席の宿泊客が高齢者のグループだったのですが、根菜類が多いことに喜んでいました。お年寄り向けなのかもしれません。

ドリンクはセルフサービス。これは嬉しい。都度注文するよりも、好きな時に好きなだけ飲めるこのスタイルの方が好きです。で、寸又峡滞在初のコーヒーです! 久々のコーヒーだったので2杯も飲んでしまいました。寸又峡にもコーヒーはあったのですね……

ご飯も味噌汁もセルフサービス。嬉しいですねー。

食事会場はこんな感じ。如何にもっていう老舗旅館の和室会場。

他のお客さんが全員出て行った後の風景。ちなみにこの時は12月の冬だったのですが、シッカリと暖房がきいてるので暖かったです。

 

『寸又峡温泉 翠紅苑』の夜景

記事の文字数が少なくなってしまったので最後に翠紅苑周辺の夜の風景でも。こちらは翠紅苑正面。すでに人通りはほとんどありません。

寸又峡のシンボル。宿泊しないとみられない光景です。

駐車場にもほとんど車が停まっていません。貸切状態

バス停には蛍光灯だけが灯っています。ここだけは夜でも明かりを消さないらしい。

翠紅苑の正面玄関。夜は昼とは違った趣があっていいですね。

 

以上で寸又峡の紹介は終了です。アクセスは難しいですが、一生に一度くらいは訪れると良いかと。それなりに有名な観光地ですし、秘境の中での温泉旅というのは日々都会で生活している人にとっての癒しにもなるでしょう。


 

寸又峡温泉郷の有名旅館『翠紅苑』① ~施設紹介~

さて、今回は寸又峡温泉郷で一番有名な翠紅苑を紹介します。以前までは寸又峡にはモダンで広い客室というものが無かったのですが、翠紅苑がリニューアルして新しい最上級客室を作ったとのことで、せっかくなので宿泊しようと思いました。

おそらくここが寸又峡温泉で一番高級なお部屋ということになるのかとは思いますが、観光地の高級旅館よりはかなりお値段が安いので、そこそこ部屋が広くて客室露天風呂付のお部屋に宿泊したい方は翠紅苑は良いかと思います。

あと、寸又峡温泉って源泉かけ流しの宿が少ないんですよね。翠紅苑も大浴場は循環ろ過になっていて、源泉かけ流しに入りたいとなると貸切風呂か、もしくはこの最上級スイートルームでしか経験できないという。であれば、何度も気にせず入ることができる客室風呂があると嬉しいですよね。というのもここを選んだ理由です。

 

マップ『寸又峡温泉 翠紅苑』

寸又峡温泉の全体的な位置については前回の記事『インスタ映えでも有名! 水上に建つ珍しい駅舎、秘境の『奥大井湖上駅』 ゆるキャン△の聖地にも』などをご覧ください。

翠紅苑は寸又峡温泉郷の入口に位置しています。宿泊者は翠紅苑の専用駐車場に停めることができます。マップの縮尺をみていただければ分かりますが、寸又峡温泉は非常に狭いです。1時間もかからずに回ることができるので、観光の大部分は夢の吊り橋になるかと思います。

 

翠紅苑のエントランス

翠紅苑のエントランスです。駐車場を降りてすぐ公道の向かい側です。水車も置かれてて、如何にも老舗という雰囲気。ちなみにこのシーンはアニメ『ゆるキャン△ Season3』でも放送されていて、なでしこ達が大井川鐡道で一緒になったお姉さんたちが宿泊した宿として放送されていましたね。

のれんのかかっているところが建物の入口。日帰り温泉もやっているようなので、宿泊者以外も立ち寄ることができます。確か日帰り料金は600円だったと思います。バスタオルやフェイスタオルは有料での貸し出しとなっているため、節約した人は持参しましょう。

そういえば宿の近くに鹿威しがありました。どうやら翠紅苑の持ち物のようですね。

 

翠紅苑のフロントロビー

翠紅苑のロビー。特に何か飲み物があるわけでもないので、そんなにお世話になることはないかと思います。日帰り温泉に入った時の待ち合わせ場所には最適。

こちらがフロント。まぁまぁ普通の旅館という感じですね。ちゃんとバリアフリーになっているところはポイント高し。

お土産売り場の時代屋。ここも一般的な旅館のような品揃え。寸又峡温泉のお土産を買う時におすすめです。

 

翠紅苑の館内散策

翠紅苑の中庭です。この旅館は各客室が別棟になっていて、外に出たり入ったりする造りになっています。私が訪れたのが12月だったので、特に夜が結構寒くてツラかった。とはいえ、宿泊した和洋室スイートルームがフロント、食事会場、風呂に比較的近い場所だったのでそんなに不便には感じませんでした。

館内ところどころにこうした展示品があります。ここは古民具あ~と展。

この廊下にも色々と展示されています。

トイレの男女マークが和風で面白かった。すでにコロナウィルスは5類に移行済みでしたが、ちゃんと消毒液も置かれていました。

ゲームコーナーはそんなに広くありません。大井川だけあってクレーンゲームにはトーマスの景品がありますね。

自動販売機もありました。お酒も販売されているようです。

ここが風呂の入口。川根茶が飲み放題なのは嬉しい。客室に露天風呂がついていたにも関わらず、このお茶を飲みに来るためだけに何回か来ました。風呂は内風呂と露天の岩風呂があります。夜20:00頃に男女入れ替えとなります。

ここ寸又峡温泉の泉質は物凄く良くて美肌効果だけでなく病気効能も高い。お湯は無色で特徴が無いと思いきや、入ってみるとメッチャトロトロなんです! ペットボトルの蓋が開けられないくらいぬるぬるするので、寸又峡に訪れた方にはぜひ体験してもらいたいですね。

 

次回は翠紅苑で限定一室の源泉かけ流しプライベート温泉付き特別室を紹介します!


 

インスタ映えでも有名! 水上に建つ珍しい駅舎、秘境の『奥大井湖上駅』 ゆるキャン△の聖地にも

メディアでも紹介されることが多く、インスタ映えポイントとしても有名なので、奥大井湖上駅をご存じの方も多いかと思います。しかし、その知名度の一方で実際に訪れたことのある方はあまりいらっしゃらないのでしょうか。その理由のひとつがアクセスの悪さ。前回記事で紹介した蓬莱橋から北方面、静岡の角に向かうこと県道の山道を60km以上のところに奥大井湖上駅があります。

途中道が狭くなり、対向車線と譲り合いながら進む狭い道がありますので車を運転する方はご注意を。でもまぁ次回紹介予定の寸又峡温泉に向かう道よりは、大分マシなのでここで慣らしてから寸又峡温泉に向かうのもありかもですね!

 

マップ『千頭駅』から『奥大井湖上駅』

鉄道で直接奥大井湖上駅に来られる方以外にも、川根本町に訪れる方は千頭駅に寄られる方が多いと思います。そこからだと約12kmほど北上すると奥大井湖上駅に着きます。途中寸又峡温泉方面との分かれ道がありますが、右側に進むと長島ダムを経由して目的地へと繋がります。この長島ダムもゆるキャン△の舞台となっていたようですね。これも訪れた後に知った情報なのですが……

 

駐車場から奥大井湖上駅を眺める展望台へ

奥大井湖上駅の駐車場は無料です。案内標識通りに進めばたどり着けます。ただし、県道を右折して駐車場までの道は幅が狭いので、対向車が来たときは譲り合いが必要になります。

駐車場からは軽い登山道。駐車場から登ってくるとこのように分かれ道があります。ここで奥大井湖上駅に向かうか、レインボーブリッジ撮影ポイント(展望台)に向かうかと。今回は旅館のチェックイン時間の関係で少々急ぐので奥大井湖上駅には行きません。実は結構いい部屋を予約しているので早めにチェックインしたいのですよ。なので展望台で鉄道を眺めたらすぐに寸又峡温泉に向かいます。

階段を登りきるとレインボーブリッジ湖上遊歩道の看板が見えます。駐車場からは大体10分も歩けば到着できるかと思います。ゆっくり歩くと15分かかるかも。

湖上遊歩道のマップ。この周辺の位置関係が示してあります。ほとんどの人は展望台と駅にしか行かないので、この看板にはあんまりお世話にならないかも。

鉄道が来る15分前に到着。ちょうどタイミング良く来られました。如何せん電車の本数が少ないので、鉄道が走る瞬間だけをみたいという場合は、事前に時刻表を確認しておくと良いかと。この日は先客はあまり居らず、若いカップルが1組でした。さて、ようやく念願の風景を拝めます!

 

レインボーブリッジ撮影ポイントから奥大井湖上駅を走る鉄道を激写

雲一つない晴天! ついに画面越しでしかみていなかった景色との邂逅です!

12月上旬の14:00頃なのでまだ太陽は上の方にあります。紅葉も若干残ってはいますが、やはりほとんどが枯れてしまっていて緑の部分が多かったのは少々残念。

それにしても見てくださいよこの風景。最高じゃないですか? 都会じゃ絶対にみられない大自然の景色が眼前に広がるのは圧巻です。日頃の疲れなどキレイさっぱり無くなりますね!

奥大井湖上駅は真ん中の島の先っぽに。陸を囲む形で川が流れる風景はそれなりにあるんですよ。例えば、以前ラスベガスに行ったときにホースシューベンドという観光地に行ったのですが、そこもこういった地形でした。

ただ、鉄道駅が川と陸地を両断しているような風景は世界中みてもここだけなんじゃないかと思いますね。

 

奥大井湖上駅に鉄道が到着

待つこと15分。汽笛とともに汽車が入ってきました。近づいてくると遠くから音が鳴ります。現地にいないと分からないと思いますが、こういう遠くの方から徐々に音が近づいてくる感じも良いですよね。

かなり陽が落ちてきています。冬なので日没が早い。ちょうど鉄橋の右側を走っているところです。二両編成と小さいですね。

ついに湖上駅に電車が停車。この時何人か降りたようで、電車が過ぎ去った後に鉄橋を渡っている人がちらほら見えました。この電車が終点まで行った後にすぐ折り返してくれます。さすがにこの展望ポイントまで往復できる時間は無いと思いますが。

停車中を激写。二両編成化と思ったら、4両編成だったんですね。大井川鐡道はアブト式を採用しておりまして、急勾配を上るための特殊な方式を採用しているんです。スイスアルプスとかでも使われているんですが、国内だとここの一ヵ所だけのようです。

写真右側の最後尾にあるのは電気蒸気機関で車両を押すための特殊車両。急勾配を上りきるための色んな工夫があるわけです。

数分停車した後に出発。もし左から右側に鉄道が抜けていく様子を見たい場合はこの場所で15分ほど待てば見られます。ただし、今回は少し急いでいるので帰ります。やっぱり絵になるのは上流側に向かう方だと思いますので私は満足です。

さようなら大井川鉄道。今度機会があったらこの電車に乗って再訪したいですね! 次回は寸又峡温泉の紹介です。