平成25年6月に富士山世界文化遺産の構成資産に登録された三保の松原を訪れました。桜えびまつりの由比まで来たのでついでに寄ってみようってことで来ちゃいました 🙂
ちなみに三保の松原とは日本新三景、日本三大松原として認定されています。それぞれの詳細は以下の通り。ついでに一般常識として日本三景も追加で。
日本三大松原 | 三保の松原(静岡) | 虹の松原(佐賀) | 気比の松原(福井) |
日本新三景 | 三保の松原(静岡) | 大沼(北海道) | 耶馬溪(大分) |
日本三景 | 松島(宮城) | 宮島(広島) | 天橋立(京都) |
気比の松原は(けひのまつばら)、耶馬溪はやばけい、と読みますよ!
今回歩いたルートは上図の赤線。駐車場が全部いっぱいだったので臨時駐車場にとめることに。三保の松原は非常に込んでて、松原に一番近い駐車場に留めるのは絶望的 😐 時間がある人は車で鎌ヶ崎のさらに向こう側に行ってみるといいかも。吹合ノ岬の近くまで。そこからだと富士山がより大きく見えますよ!
臨時駐車場はなんと無料! 少し遠いですが、このように案内図がついてます。左の三保松原へ向かいましょう。
住宅街を進みます。こういう閑静な住宅街もイイかもね。けど、潮風による建物の影響や、津波による被害は怖いかな。
出たよ看板。神の道ってのも気になるけどまずはメインの三保羽衣の松だなぁ。右折!
あの林を超えれば絶景が広がっているはずだ
ここから松林に入場
松林を進む、進む、進む!!
石碑と広場らしきものがあらわれた。さて、石碑はなになに?
三保の松原について書かれてる石碑。フランスのエレーヌ・ジュグラリス夫人が世界を飛び回って上演して若くして亡くなったという内容が書かれてます。エレーヌさんは西洋の舞踊家だったんですが、それには飽き足らずに究極の舞踊芸術を追求した結果、たどりついたのが日本の能だったみたい。それから自身で西洋にも分かるような『羽衣』の完成を目指し、最後は公演中に羽衣を着たまま倒れて35歳で亡くなってしまったんだとか。死ぬまでこの三保の松原を思い続けたという、非常に魅力のある場所なんですね。
以前テレビで鈴木亮平さんが「見て凄いのが世界遺産ではなく、知って凄いのが世界遺産だ!」というようなことをおっしゃっていましたが、知ることによって三保の松原の見方は全然変わりますね。
こちらは売店。そばもうどんもラーメンもあるね。麺勢ぞろいって感じだな。
お、あれはもしや駿河湾では?
松林を抜けると一気に砂浜が広がった! 靴に砂が入らないように気をつけて歩く歩く。
砂浜での時間の凄い方は人それぞれ。座ってる人もいれば、写真を撮る人もいれば、
ハングライダーで遊んでる人もいます! テトラポッド付近では釣りをしてる人もいましたね。
うわ…… 富士山が見えない 😥 いつの間にか曇りがかかってる。ん? けどよーく目をこらすと見えるような見えないような。
薄くぼやけた富士山発見! ハッキリと見える富士山もイイんですが、こういうぼやけたのも風情があってイイですね!
海岸にあるのが羽車神社。これは後ほど訪れる御穂神社の離宮にあたるらしい。羽衣の松に舞い降りた神様がここから神の道を通って神社に向かうのだとか。
林に戻ると…… うわ、凄い人。世界遺産に登録されただけでこんなに来るとは。沼津の千本浜がもしも世界遺産登録されたらこのくらい賑わうんだろうなぁ。
ユネスコの世界遺産に登録されたときの記念碑。もちろん英語対応です。
それでは今度は遊歩道を歩いて鎌ヶ崎へ。子供が案内板で案内してくれてます 😛
どちらの道で行こうかな。じゃあ松林の道で!
北原白秋の詩。この人ここも訪れてたんだね。
細道を進んでいきます。レンタサイクルを使ってる人もしばしば。ここに来るとあんまり人はいない。みんな海の道を通ってるのかも。
また北原白秋の詩。そしてここから海の道と合流できるらしい。鎌ヶ崎まであと少し!
松に白いステッカーがたくさん貼られてる。松を管理するための何かだと推測。だって世界遺産に登録されてるし、何かしら保全計画立てなきゃならんだろうし。
さらに続く細道。
あ、トイレ。どうやら羽衣の松から500m歩いたらしい。
到着! 名勝 鎌ヶ崎! 羽衣海岸の中でも富士と松とが美しい調和をなす場所が鎌ヶ崎と言われているそうな。けど、今日は少し曇ってて残念ながら富士山がクッキリと見えずです。
自然公園の概要と採取などの禁止行為の説明。
マナーを守って観光しましょう。ってことね。
さぁて、ここが鎌ヶ崎の沿岸部。せっかくだし砂浜まで行こうか!
釣り人発見!
テトラポッドに上ってみた。結構デカくて苦労した 😮
テトラポッドからの富士山…… といいたいところだけどさっきより曇ってて富士山が全く見えん(笑) なので諦めて松林に戻りました。今度訪れるときは天気が良い日にしよう。
さて、ここから御穂神社に向かいます。一度羽衣の松まで戻ってからの方が分かりやすいのですが、ここからショートカット! 先ほどのトイレの裏側の道です。
ここ羽衣東公園っていうらしい。
住宅街をまっすぐに進みます。もはや誰ともすれ違わない。まさに裏道。
500mほど歩くと、見えてきました! 神社の鳥居!
到着ですな。ここが神様のいらっしゃる聖なる場所。
縣社御穂神社って書かれてる。これが正式名称なのか。一般的には御穂神社です。
まぁよくある説明文。主祭神はなんと大己貴命(オオナムチノミコト)。大己貴命というのは出雲で最初にこ日本を統一した神の名。ここまで有名な神様が祀られているとは驚いたぁ。
本殿へ行ってみよう。
飲食厳禁。マナー良く!
本殿です。5円玉を入れて拝みました。
うーん、安産、子育てや子宝は関係ないかな。スルー 🙄
神社をあとにして羽衣の松に戻ります。帰りはこの神の道にて。右側通行ですね。くれぐれも真ん中は歩かないように。真ん中は神様が歩く場所ゆえ。
両サイドには松林。ところどころ松ぼっくりが落ちていますが、管理人の方が拾っておりました。景観を損ねないためにシッカリと管理してるんですねぇ。
車が行列をつくっております。駐車場に入るためにならんでるみたい。臨時駐車場を使った方が良いですよ?
ゴール! ついに到着しました羽衣の松入口。
こちら側の入口はこんな感じ。なんか色々案内板がありますね。
羽衣ホテル。三保の松原すぐ前のホテルです。立地がイイですなー
神の道から羽衣の松への入口。水飲み場もありますね。
さぁ、ここを登ると先ほどのユネスコの記念碑があるところです! 結構歩いたけど楽しかったー! いつか富士山の記事も書きたいなぁなんて。