宇治上神社から大吉山展望台へ ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

さわらびの道沿いに歩くと宇治上神社があります。その背後にそびえるのが大吉山(正式名称は仏徳山)でして、ちょっとしたハイキングを楽しめます。特に展望台はアニメ「響け!ユーフォニアム」ではたびたび登場するスポットでして、ファンの方にはぜひ訪れてもらいたい名所です。

 

徒歩マップ『宇治神社~大吉山展望台』

今回紹介するのは宇治上神社からなのですが、せっかくなので前回紹介した宇治神社からのルートを載せてみました。大吉山展望台への遊歩道は入口が少々分かりづらかったです。また宇治上神社の巫女さんに大吉山展望台までの所要時間を聞いたところ徒歩15分とのことでしたので、そこまでハードな登山になるわけではありません。ただし、この日は雨の日でしたので少々大変でしたが。

 

日本最古の神殿を有する世界遺産『宇治上神社』

さわらびの道を北上していくと宇治上神社の鳥居がみえます。観光客が結構いるのでついていくだけでたどり着けるかと。

本殿へはこの小さな門をくぐって入ります。ちなみにこの写真の風景はアニメ作品内で再現されています。世界遺産「古都京都の文化財」の説明看板。1994年に日本で5番目に登録された世界遺産となります。この記事を書いているのが2014年なので20年前の話です。

こちらは宇治上神社の拝殿です。本殿はこの後ろ側に回り込まなければならないということでしたが、時間の観光上今回はスキップしてしまいました。本日中に滋賀県の南草津まで行かねばならず……

この道を進めば本殿です。ちなみに御朱印はいただきました。宇治上神社は御朱印の種類が多く、私は通常御朱印の他、和歌御朱印というものを頂戴いたしました。カラフルな色紙に百人一首の句が書かれている豪勢なものです

 

再びさわらびの道を辿り大吉山展望台へ

さて、宇治上神社をあとにして大吉山展望台へ向かいます。引き続きさわらびの道を進みます。

次は総角(あげまき)の看板を目指して進むことになります。この総角も宇治十帖のタイトルです。

こちらはみだれ髪で有名な女流歌人 与謝野晶子が宇治十帖について読んだ歌碑。その右側にはヒカルゲンジという名の花が植えられていました。

ここが大吉山展望台への入口です。もう少し先へ進めば広い入口があるのですが、こちらから入った方が近いんです。雨で濡れた木々の下をくぐって遊歩道に向かいましょう。

大吉山の遊歩道はこんな感じ。道が結構くねくねしています。車は通れなさそうですので徒歩で上ります。まぁ遊歩道ですしね。

こういった道を進みます。実は降りてくる人何人かとすれ違いました。その中には宇治観光センターで響けユーフォニアムのファンノートを記入している外人さんもいらっしゃいました。こんな雨の中登山をするのはおそらくアニメファンの方々でしょうね(笑)

 

宇治の街を見下ろせる大吉山展望台

歩くこと15分。ついに大吉山展望台へ到着しました! ここに着いたときに先客がおりましてどうやら地元の住民とのこと。山頂まで行くよう勧められましたが時間がないので諦めました。平等院鳳凰堂が綺麗にみえるとのことでしたが、ここからでも十分に平等院鳳凰堂が見下ろせるので十分だと自分に言い聞かせました。

雨なので残念ながら曇り空。晴れていればもっと達成感があったのかもしれません。

せっかくここまで登ってきたので色んな角度から撮影

木々の少し上に平等院鳳凰堂が顔を出していますが、やはり山頂に比べて少し見づらいようです。でも宇治市を見張らせるので良し!

これはアニメ作品内の再現風景。作品内では夜に訪れたりしているようですが、しかしここからの夜景を見るのは相当ハードル高いと思います。登山道が真っ暗になるでしょうし、近くにホテルも見当たらなかったので。夜景を見る方はそれなりの装備をしてくることをおススメします。

展望台を降りてきました。下山中も何人かとすれ違いました。アニメの話を大声でしていたのでファン確定だと思います。

 

さて、次回は源氏物語ミュージアムを横切って宇治橋や京阪宇治駅へ向かいます。

源氏物語「宇治十帖」を巡る街道 ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

朝霧橋を後にして、今回は宇治神社からさわらびの道を通って宇治上神社へと向かうルート。源氏物語の最後を締める宇治十帖のゆかりの地を巡っていきます。

 

徒歩ルート『宇治神社~宇治上神社へ』

宇治神社から宇治上神社は非常に近いのでまとめて観光するのが楽です。宇治神社の裏手の方から宇治上神社への近道があるのでそちらを通るのが良いでしょう。途中の「さわらびの道」とは別名「源氏物語散策の道」ととも呼ばれ、宇治神社、宇治上神社を経て、源氏物語ミュージアムといった宇治観光地を巡れるルートとして親しまれております。

 

うさぎ神社として有名な宇治神社

朝霧橋から宇治神社へ向かうとはじめにみられる鳥居。予想よりかなりこじんまりしているイメージ

御朱印は4種類。①と②の御朱印をいただきました。やっぱり直接御朱印帳に書いてもらえた方がいいのと、あとはうさぎの御朱印はぜひともいただきたかったので。

ちなみに雨日にも関わらず御朱印列ができていました。普段はもっと並ぶと思いますのでそれなりに観光時間を確保しておくと良いかと思います。

こちらは桐原殿という名前の拝殿。奥の鳥居をくぐって本殿へ向かいます。

本殿の鳥居。小さい神社ですが有名な神社なので観光客が多く、誰もいないタイミングで写真を撮るのが難しかった。

国の重要文化財に指定されている本殿。鎌倉時代の初期の建てられたものらしい。中には菟道稚郎子命の木造神像があるようです。

念のために正面からも。二礼二拍手一礼をして本殿をあとにします。

境内の提灯にはウサギさんの絵が描かれていました🐇

裏口の付近にたくさん配置されていた祠。これにて宇治神社から退出させていただきます。

 

さわらびの道

この道を通って宇治上神社へ向かいます。ちなみにこのさわらびの道とは、源氏物語宇治十帖のうちの巻名である「早蕨」にちなんでいます。

一本道なので道なりに進みます。

早蕨の説明の看板がありました。このようにさわらびの道には源氏物語ゆかりの案内がいくつか配置されております。

 

次回は宇治上神社です。

“井川用水機場”から”あじろぎの道”を抜けて”朝霧橋”へ ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

宇治観光センターを出て少し北上すると宇治川沿いに井川用水機場に着きます。ここをGoogleマップでみてみると『久美子ベンチ』と書かれているのが面白い。久美子というのはアニメ「響け!ユーフォニアム」の主人公の名前なのですが、そのキャラクター名がGoogleマップの名所として登録されているのははじめてみましたね。

 

徒歩マップ『井川用水機場~あじろぎの道~朝霧橋』

今回の徒歩ルートは上記の通り。移動距離としては短いのですが、非常に見どころが多くなっています。平等院鳳凰堂目的で宇治市を訪れる方が多いと思いますが、ぜひこの道は辿ってもらいたいと思います。

 

久美子ベンチのある井川用水機場

用水機場とは、河川から必要な農業用水を取水し、機械的な動力で揚水し、水頭を確保することを目的として設置された施設のことです。今この井川用水機場が動いているのかどうかは分かりませんが、少なくとも地元の役に立っていたのではと思います。

写真に写っているのが久美子ベンチ。宇治川沿いに配置されていて、晴れている日であれば、ここに座って宇治川の流れを眺めて宇治の自然を感じても良かったかと思います。奥に見えるベージュの建物が用水機場でしょうかね。

この用水機場近くには他にもベンチもあります。こちらのベンチからの景色もステキ

井川用水機場を少し引いた構図。晴れていればゆっくりしていたかったー

こちらは井川用水機場から少し北上した橘橋の近く。たくさんのベンチがありますね。雨なので誰も座っておりませんが。

 

あじろぎの道

あじろぎの道は、平等院鳳凰堂と宇治川の間の散歩道の名称。その昔、宇治川で網代漁をしていたことが由来とかなんとか。この分かれ道を右に進むと宇治観光センター、左に進むと宇治川沿いに進むことになります。さて、左に行きましょう。

このあじろぎの道は宇治っぽい雰囲気を楽しむのにおススメです。このような昔を感じられる建物が連なっているので。

屋形船っぽいのも停泊していました。時期ではないからか営業しているようには見えませんでしたが。

あじろぎの道にはレストランやショップが立ち並びます。晴れであれば賑わっていたのでしょう。

 

六歌仙が由来の『喜撰橋』

喜撰橋に向かっていると鳥さんを発見!

広角レンズしか持ってきていなかったのですが、ここまで近寄っても逃げなかった。おそらく人馴れしているのでしょう。

で、こちらが喜撰橋。名前の由来は六歌仙の1人である喜撰法師のようですね。この橋は宇治川が増水すると渡れなくなるようですが、本日は雨が降っているにも関わらず渡れたので良かった

喜撰橋からの風景。趣があって良し。

 

喜撰橋から朝霧橋へ

喜撰橋を渡り終えてすぐ目の前に見えるのが浮島十三重塔。高さが15mもあり日本最大の石塔のようです。

宇治川の鵜飼場。うみうのウッティーというマスコットキャラクターが管理しているようです。ちなみにこのウッティーというキャラのモデルは、平成26年に日本で初めて人工ふ化で生まれたウミウのようです。

 

平等院鳳凰堂と宇治神社をつなぐ『朝霧橋』

今歩いている島は橘島というようですが、その南側に位置し、宇治神社への架け橋となっているのが朝霧橋です。グッドデザイン賞も受賞しているようで記念碑がありました。

ここから階段を上がり、74m渡りきると宇治神社となっています。

朝霧橋から臨む宇治川。手前に見えるのが橘橋、遠くに見えるのが宇治橋です。こう見てみると、宇治川が増水してしまうと橘島は水没してしまいそうですよね。だから喜撰橋は封鎖されるのか。

逆方面。あの山の遥か向こうは奈良県ですかね。

雨にも関わらず人通りが多く、中々人がいない写真を撮るのが大変でした。橋を降りてすぐ赤鳥居が見えますが、あれが宇治神社です。

朝霧橋の下にあったのが源氏物語のモニュメント。しかもこれ宇治十帖の匂宮と浮舟がモチーフなんですよねー。実は私は源氏物語が原文で読むほどに大好きでして、作中たくさん登場する姫の中でも特に浮舟はかなりお気に入りなんですよ。宇治十帖というのは、源氏物語の最後の十帖のことで、皆さんご存じ光源氏はすでに死んだ後の話なんです。源氏物語について語ってしまうと記事が何個あっても足らなくなるのでここら辺で止めておきますが、もし宇治を訪れる時は、源氏物語の概要だけでも読んでおくことをお勧めします!

次回は宇治神社を紹介します。

 

宇治市観光センターを訪問 ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

平等院鳳凰堂を出まして左側に壁沿いに進むと宇治市観光センターがあります。京阪宇治駅にも観光案内所はありますが、せっかくなので寄ってみましょう。

 

徒歩マップ『平等院鳳凰堂から宇治市観光センター』

懸神社、平等院鳳凰堂、宇治市観光センターの位置関係はこんな感じ。平等院鳳凰堂から宇治市観光センターへは100mほどの距離です。あじろぎの道という観光地もあるのでこのルートで回るのがおススメです。

 

宇治市観光センターの中へ

入口を入ってすぐに宇治市のマスコットキャラクター「チャチャ王国おうじちゃま」がお出迎えしてくれます。JR宇治駅にも同じPOPが立っていましたね。

アニメ映画「HELLO WORLD」のPOPもありました。2024年は光る君へ、響け!ユーフォニアムが放映されていましたが、過去の作品のも残しているようです。

その横に2015年の響けユーフォニアム。おそらくこれは第1期のものでしょうか。私の地元沼津のラブライブサンシャインと同時期だと思います。同じ聖地としてなんか親近感が湧きますねー。

歴代の作品がずらり。ちゃんと休憩するための腰掛けもあるので一時休憩にちょうど良い。

これは光る君へと響けユーフォニアム3のコラボでしょうかね。紫式部ゆかりのまちということでアニメキャラクターが十二単を着ております。

劇場版のPOP。一番右のは少し色褪せてるかな。歴史を感じることができます。

こちらには原作者のサイン付きポスター。

ファンの交流ノートです。直前に外国の方が何かを書かれていました。海外の方が結構いたので外国でも人気がある作品なのですねー

交流ノート置きの裏には声優さん(?)のサインでしょうか。ノートの中身をみてみました。上手なイラストが描かれていました。外国語も書かれていたのでやはり海外人気も高そうです。

 

以上で宇治市観光センターの紹介は終わりです。次回はあじろぎの道を通って宇治川沿いを歩いてみましょう!

 

10円硬貨モデルの世界遺産『平等院鳳凰堂』と懸神社 ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

太陽が丘からバスに乗ってJR宇治駅に戻り、そこから縣神社を経由して平等院鳳凰堂に向かいました。宇治といえば平等院鳳凰堂が真っ先に浮かぶ観光地だと思いますが、この日は雨にもかかわらず観光客は多かったです。訪問順は変わってしまいますが、本記事でははじめに平等院鳳凰堂、次に縣神社を紹介します。

 

徒歩マップ『JR宇治駅~縣神社~平等院鳳凰堂』

JR宇治駅から平等院鳳凰堂はわりと近い。縮尺をみればわかる通り、500mもありません。前回記事にて太陽が丘まで歩いたのですが、こっちの方が全然楽でした。坂道もないし。

 

世界文化遺産『平等院鳳凰堂』

平等院鳳凰堂のエントランスは南側にあります。拝観料は2024年時点で700円、内部拝観は追加で300円。料金は変わることがありますので公式ホームページをご覧ください。ちなみに内部拝観をする場合は待ち時間が発生します。この日は1時間の待ち時間でしたが、混んでる時期や晴れの日はもっと待つ想定をすると良いでしょう。私は今回は内部拝観は諦めました。

順路に従って進みます。まだ有名な鳳凰堂はみえません。

少し歩くと視界が広がり、平等院鳳凰堂と庭園が目前に広がります。後ろ側からぐるっと正面まで回る感じで順路が設定されています。

まだ桜の開花時期ではなく、曇り空なので、広告写真のような風景ではありませんが、それでも見ごたえはあります。

横側あたりにやってきました。ここの橋を渡って内部拝観をするようです。内部拝観の受付もここです。奥の方に人がたくさん集まっていますが、あそこが平等院鳳凰堂の正面です。10円硬貨の光景が見える場所ですね。

こっちにも順路が続いていたので来てみましたが特に何もなく。

正面斜め横。池に雨粒がポツポツと音を立てて波紋を作っております。この風情ある光景は雨の日ならでわです。

ようやく正面です。晴れの日はこの最前列をとるのに並ぶとか聞きましたが、雨の日なら余裕です。10円玉を片手に記念撮影をしている人が多かったです。やっぱり外国人が多い。

やや斜めから。奥の方の人が多い場所は先ほどいた内部拝観の受付です。

御朱印はここら辺でいただきました。雨の日なので待つことなくすぐにいただけました。やっぱり正面にはそんなに人が集まっていませんね。むしろ内部拝観受付がひどいことになってる。

先ほどの写真の後、平等院鳳凰堂の資料館に入り、そのあとお土産ショップを経由して出てきました。資料館内部には国宝が多数展示されていて、全面写真撮影禁止なので残念ながら写真はございません。スタッフも多く、雨の日なので入口に傘ポンを持った方々に傘を入れるよう促されて中に入ってきました。観覧時間は人によりますが15分程度だと思います。庭園全体を合わせても1時間はまずかからないので、30分~45分程度を考えておけば普通に歩いて回る分には十分だと思います。もちろん、ゆっくり資料館を見たり、内部拝観をするとなると余裕で1時間を超えてしまいますが。

以上で平等院鳳凰堂は終わりです。ここから懸神社の紹介です。

 

響け!ユーフォニアムの聖地『懸神社』

平等院鳳凰堂から100mくらいの場所にあるのがこの懸神社。観光案内所にあった聖地巡礼マップなるものがあって、そこに書かれてきたので私も訪れてみました。

そんなに大きくない神社です。ですが、御朱印をいただいているときに、アニメのパンフレットが飾られていたので、聖地巡礼として訪れる人は結構いそうです。

本殿を正面から。雨が良い雰囲気を醸し出しております。

折角なので色んな角度から。

本殿から鳥居まではこんな感じです。こじんまりとしていますので観光は10分もかからないと思います。平等院鳳凰堂に訪れた方はこの懸神社にも足を延ばしても良いかと思います。

 

次回は宇治市観光案内所から井川用水機上からあじろぎの道、朝霧橋まで紹介できればと思います。

宇治駅から文化センターを通って太陽が丘へ ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

前日に奈良県にいたこともあり、近くでどこか観光したいなと調べていて見つけたのが京都府の宇治市でした。ちょうど大河ドラマ「光る君へ」が放送中でしたし、人気テレビアニメ「響け!ユーフォニアム」の舞台ということで、せっかくなら聖地巡りをしたいと思って訪れました。

宇治市というと平等院鳳凰堂が有名過ぎて、他に観光名所が思い浮かばない人も少なくないかと思います。実際に訪問するとそれなりに観光名所はありましたが、やはり作品の舞台というところで見どころはかなり多かったです。

今回から数回に分けてこの宇治市を巡ってみたいと思います。

 

徒歩マップ『宇治駅~宇治市文化センター(宇治市文化会館)~太陽が丘(京都府立山城総合運動公園)』

JR宇治駅から太陽が丘までは2~3kmほどなのですが、登りが多いのでマップで見る以上にはキツイかと思います。また、この日は雨が降っていたので結構大変でした。実は駅からバスが出ているのですが、ちょうど時間が合わず歩くことにしました。帰りは、太陽が丘のバス停の時刻表を確認し、それに合わせて戻ってきました。

 

JR宇治駅

電車を降りると駅でチャチャ王国のおうじちゃまというゆるキャラがお出迎えしてくれました。宇治はお茶の産地ですからね。それをモチーフにしているのでしょう。

ちなみに今いるこの場所はJR宇治駅です。他に京阪宇治駅という別の駅が近くにあります。響け!ユーフォニアムとコラボしているのは京阪の方ですね。

JR宇治駅の外観。駅前はロータリーになっていてバス停やタクシー乗り場があります。見事に雨が降っていてこれから大変な観光がはじまるわけですが。なお、荷物はコインロッカーに預けました。さすがに雨の中荷物を持って歩き回りたくはない。

宇治市制施行50周年を記念して設置された茶壷型ポスト。面白い形をしていますね。

 

宇治市文化センター(宇治市文化会館)

雨の中、Googleマップを片手に迷いながら歩くこと30分近く。ようやくはじめの目的地である市民文化会館に到着。ここは観光地というわけではないのですが、公共施設なので雨宿りにちょうど良い。また、響け!ユーフォニアムに聖地になっているみたいなので、道中寄らせていただきました。

この日は小ホールにてイベントが開催されているようでした。とはいえそこまで参加人数の多いものでもなかったらしく、中は非常に空いていました。クーラーも効いていて涼しい。ちなみに、アニメの聖地では大ホールが紹介されていて、そこには大ホールのイベントが開催されている時にしか入れないみたいです。大ホールには鍵がかかっていました。

この正面のエスカレーターを上った先が大ホール。見ての通り、エスカレーターと階段が立入禁止になっています。ここの大ホールでアニメ内の演奏会などが描かれていたわけですね。

この建物自体はそんなに大きくないですね。私の地元の沼津市民文化センターと比べてかなりこじんまりしていた印象を受けました。

外に出たら雨がさらに強まっていました。すでに靴はびしょびしょ。ここから太陽が丘に向かいます。

 

太陽が丘(京都府立山城総合運動公園)

市民文化センターから太陽が丘まではさほど距離はありません。少し歩くと太陽が丘まで500mの案内があります。天気が良ければすぐなのですが…… 緩やかな坂道をひたすら上っていきます。この道沿いに帰りのバスのバス停があるので時間をシッカリとみておきましょう。1時間に1本くらいしか走ってない時間帯もあるので、間に合わないとこの長い距離を再び歩いて戻ることになります。とはいえ行きと違って帰りは下り道なので多少楽ではあると思いますが。雨でなければ……

太陽が丘に到着。雨にも関わらずこの日は人が集まっていました。どうやら中学生(たぶん)のスポーツ大会だったようです。

晴れだったら散歩に良さげな公園。雨なので駆け足で進ませてもらいます。

運動場に到着。おそらくここがアニメ内のサンフェス会場となった場所。当然今日は雨で誰もいないので閑散としておりますが。

結構広いことが分かります。サッカー球場ですから当然といえば当然です。

イベントが開催されていないため中に入ることはできないため外周をぐるぐる。雨がさらに強くなってきたのでそろそろ帰ります。本当はもう少し滞在してウロウロしたかったのですが。

駐車場にはそこそこ車が停まっています。スポーツ大会ですからね。おそらくバスケットボールのような体育館でのイベントだと思います。

 

駆け足になりましたが今回はここまで。次回は懸神社と平等院あたりを紹介できればと思います。

寸又峡温泉郷の有名旅館『翠紅苑』③ ~食事紹介~

寸又峡温泉 翠紅苑』の食事紹介です。大規模旅館ではないため朝食夕食はビュッフェ形式ではなく、食事会場での提供となります。

前回記事の案内と同じとなりますが、宿の場所については前回の記事『寸又峡温泉郷の有名旅館『翠紅苑』① ~施設紹介~』をご参照ください。

 

『寸又峡温泉 翠紅苑』の夕食

夕食は懐石料理です。ドリンクメニューも用意されています。夕食会場にもコーヒー、紅茶が提供されていないんですよねー。

また、特別室は料理が勝手にグレードアップされます。例えば、通常の夕食だと猪肉なのが牛肉になっていますね。特別室以外はオプションでグレードアップできるみたいです。

懐石とはいえ、はじめの時点でかなりの料理が並べられています。少しお高い旅館だと着席してから一品ずつ持ってきてくれるのですが。案の定、冷めていました😢

あまごの塩焼き。山中の旅館だと鮎とか岩魚が出ること多いイメージだから、これは珍しい。

天ぷらとごはんセット。なんというか家庭料理みたいな雰囲気。変に旅館っぽくしない分、こっちの方が良いっていう人もいるかもですね。

デザート。フルーツそのままってのは有難い。水菓子はシンプル is ベストですね。

以上が夕食なのですが、量はめっちゃ多かった。特に牛肉のしゃぶしゃぶが多すぎて食べきれなかった。あまごや天ぷらは味わっている暇なんてなくて、胃に押し込む感じ。ボリュームを求めている人にとっては良いかもしれません。

それでは引き続き朝食の紹介です。

 

『寸又峡温泉 翠紅苑』の朝食

朝食も席に用意されていました。根菜類が多いので健康食にこだわる方には良さそうです。後ろの席の宿泊客が高齢者のグループだったのですが、根菜類が多いことに喜んでいました。お年寄り向けなのかもしれません。

ドリンクはセルフサービス。これは嬉しい。都度注文するよりも、好きな時に好きなだけ飲めるこのスタイルの方が好きです。で、寸又峡滞在初のコーヒーです! 久々のコーヒーだったので2杯も飲んでしまいました。寸又峡にもコーヒーはあったのですね……

ご飯も味噌汁もセルフサービス。嬉しいですねー。

食事会場はこんな感じ。如何にもっていう老舗旅館の和室会場。

他のお客さんが全員出て行った後の風景。ちなみにこの時は12月の冬だったのですが、シッカリと暖房がきいてるので暖かったです。

 

『寸又峡温泉 翠紅苑』の夜景

記事の文字数が少なくなってしまったので最後に翠紅苑周辺の夜の風景でも。こちらは翠紅苑正面。すでに人通りはほとんどありません。

寸又峡のシンボル。宿泊しないとみられない光景です。

駐車場にもほとんど車が停まっていません。貸切状態

バス停には蛍光灯だけが灯っています。ここだけは夜でも明かりを消さないらしい。

翠紅苑の正面玄関。夜は昼とは違った趣があっていいですね。

 

以上で寸又峡の紹介は終了です。アクセスは難しいですが、一生に一度くらいは訪れると良いかと。それなりに有名な観光地ですし、秘境の中での温泉旅というのは日々都会で生活している人にとっての癒しにもなるでしょう。


 

寸又峡温泉郷の有名旅館『翠紅苑』② ~部屋紹介~

寸又峡温泉 翠紅苑』は寸又峡温泉を代表する旅館です。洋室10室、和室28室、和洋室1室の総部屋数39室の小規模旅館です。これまでは古き良き老舗といった感じでしたが、リニューアルして限定一室の大きめのプライベート温泉付き特別室ができたとのことで今回訪れてみました。部屋の大きさは85畳(155平米)ということなので、4人で宿泊しても広々余裕です。

しかも寸又峡温泉では珍しい源泉かけ流しに入れるということですのでテンション爆上がりです! 宿の場所については前回の記事『寸又峡温泉郷の有名旅館『翠紅苑』① ~施設紹介~』をご参照ください。

 

特別室のエントランス

フロントロビーから中庭に出て、突き当りを右に進むと左手側に215号室の入口があります。扉も新しくなっていて、少し広めのスペースが割り当てられている感じでした。

入口を入るとすぐ応接間といった雰囲気でテーブルと椅子が用意されています。私たちが滞在したときは主に荷物置き場をして利用しました。ウォークインクローゼットが無かったのですが、このスペースがあればまぁ良いかなと。

ミニバーとクローゼットがこちら。見ればわかる通り、ウォークインクローゼットではないため、大きめのスーツケースなどはここに隣接している先ほどの応接間に置けば問題ありません。

 

リビングルーム&寝室(和洋室)

こちらが生活スペース。いわゆるオーソドックスな和洋室の間取りです。ベッドと和室はブラインダーで目隠しすることができます。ベッド横の椅子は結局使わなかったですね。

ベッドから和室側をみた風景。この特別室は中庭が広いので障子を開けると開放感があります。信楽焼の狸がたくさん置かれているのもポイント高い。また、ベッド横にも電源コンセントとUSB給電がついていたので便利でした。

ウェルカムお菓子は寸又峡抹茶さんど。美味しかったのですが、特別室としては少し貧相。もう少し欲しかった。で、もちろん部屋内は禁煙ですのでタバコアレルギーの方も安心して宿泊できます。

 

ミニバー&クローゼット

再度戻ってクローゼットの紹介。必要なものは大体揃っています。浴衣と丹前、足袋、フェイスタオルとバスタオル。作務衣がないのが残念ですが仕方がない。

あぁそうでした。1点注意点が。高級旅館や特別室に泊まり慣れている人に気を付けて欲しいのですが、こちらの部屋は追加のバスタオルが各自一枚までは無料、それ以降は有料(200円)でした。露天風呂付き客室で追加のバスタオルでお金をとられたところはここと千葉県房総半島の館山にある雫花くらいでしたね。

とはいえ、後ほど紹介するパウダールームにもバスタオルがありますので、よほど使いすぎない限り追加で頼む必要はないかと思います。すでにバスタオルとフェイスタオルが3枚くらい準備されていて、追加で1枚無料なので4枚までは無料で使えるということですね。

冷蔵庫の中身は水のみ。もちろんこちらはサービス。冷蔵庫にソフトドリンクサービスが入っていないのも、この料金じゃあ仕方がないのかなぁとは思います。

ティーセットと電話。非常にシンプルです。コーヒーと紅茶はないのでご注意を。ロビーラウンジでも提供されておりませんし、夕食にも出てきません。朝食で飲み放題があるのですが、そこまでお預けです。コーヒー紅茶が必要な人は持参すると良いです。

特に仲居さんはいないのでセルフサービスです。好きな時に給湯器から自分で入れて飲みました。

電話がレトロで面白い。これは敢えて旧式の電話を残しているのでしょうね。当時の電話としてはかなり高級なものだと思います。

セーフティボックスこと金庫。暗証番号式ではなく鍵で開け閉めするタイプ。老舗なのでね。

 

トイレ&パウダールーム

トイレはメッチャ広いです。和式とかではなく最新のウォッシュレット。ちゃんとリノベーションされていて綺麗で快適です。ちなみにトイレはここ1つだけなのでご注意を。この広さの客室だと2つ用意されているところもありますので。

化粧台は2つ。これは嬉しい。朝の忙しい時間帯でも2人同時利用が可能です。

ヘアドライヤーはダイソン! これは嬉しい!

化粧水類はPOLAとKOSEでした。

こちらにもバスタオルが用意されていました。ベアブラシから歯ブラシまで必要なものはすべて揃っています。

詳細がこちら。女性用はヘアクリップからベアブラシ、クレンジング。ヘアクリップがしっかりしたもので珍しい。男性用は髭剃り、ベアブラシ、マウスウォッシュ、デンタルフロス等。結構豪華です。

ここにもバスタオルとフェイスタオル。そして大浴場に持っていくためであろう袋。この袋の中にも歯ブラシが入っていました。特に歯ブラシが数がすごかった。1人3つくらい用意されていたのは驚きです。

 

源泉かけ流しプライベート露天風呂

ついにメインの客室露天風呂の紹介です。カランが2つ付いていて広々とした露天風呂。しかも源泉かけ流しという。これは非常に満足度が高い。少しお湯は熱めなのですが、せっかくの源泉かけ流しなのでお水で薄めずに湯もみで冷ますのがおススメです。

風呂に入った時の目線。かなり広いので3人まで入れると思います。写真の状態は全開にしていますが、窓が移動式の引き戸になっているため締め切ることも可能。ここら辺は野生の猿がいますし、夏の夜は虫が出てくるかもしれません。寝る前に締め切ることができるので上手く配慮されているなと思いました。

アメニティは茶シャンプーと茶コンディショナー。静岡ですからね。

 

部屋の中庭

露天風呂横の中庭。自由に出入りできます。雄大な寸又峡の自然を独り占めできるのはこの旅館でこの部屋のみの特権!

やたらと置かれている信楽焼のたぬきさん。

色々なタイプのタヌキ。

夫婦狸もいました。

 

以上で部屋紹介は終了。料金は下のリンクからどうぞ。85畳155平米でこの価格はお得だと思います!

次回は料理です。夕食と朝食を紹介します。