ヒースロー空港のホテルから、ユーストン駅朝8時のヴァージントレインでリバプールに向かう忙しい朝。その前にバッキンガム宮殿とビッグベンでも寄っていこうかなと。
朝食はホテルで簡易ブレックファストにしてもらい早々にチェックアウト。ホテル前のバスに乗ってセントラルバスステーションへ。
バスステーションに着いたらエレベータに乗って地下に降りる。
昨日スルーしたUNDERGROUNDだけど今日はお世話になる。中に進んでまずは券売機へ。
これが自動券売機。普通にロンドン市内までの切符を買ってもいいんだけど、Oysterカードを買った方が良い。というのも、Oysterカードは日本でいうSuicaみたいなものなんだけど、割引率が凄まじい。
例えば、Zone6にあるヒースロー空港からZone1にあるロンドン市内に行く場合、現金で切符を買うと£5.7だけれど、Oysterカードだと£5。さらに今回のように早朝移動だとオフピーク時間帯になるのでわずか£3。これを使わない手はありませんね 🙂 料金に関してはロンドン地下鉄の公式ホームページで確認できます。
しかも、ロンドンでは1日に乗車券料金の上限値が決まってて、Oysterカードを使うと、ある一定の料金までは従量制(使った分だけ支払うってこと)だけど、一定料金に達するとそれ以降何回使っても無料になるという仕組み。さらに、ロンドンバスは今では現金を支払って乗ることは不可能なので、このOysterカードを使うしかないのです。
なんと14ヵ国語対応?! 英語が苦手な方はモニタ下方の日本国旗にタッチすると日本語表示に切り替わる。そして間違っても普通の切符を買わないように! Oysterカードはクレジットカードで買うことができる上に、帰国前にこの自動券売機で払い戻しができるんです。Oysterカードを記念に持ちかえりたい人も必ず払い戻しを。払い戻しをしても中の情報が消えるだけなのでカード自体は持ちかえれますゆえ。
あと、これは帰国してから思ったんですが、Oysterカードには多めにチャージしておくといいかも。というのも、Oysterカードの払い戻しの際には現金が戻ってくるんです。つまり、いざ現金が必要になったときにその場で払い戻しをしてしまえば簡易ATM。しかも手数料もほとんどかからず、クレジットカードをそのまま現金化できる、みたいな優れもの。ちょっとした裏技ですねー
プラットフォームに降りる。ヒースロー空港にはピカデリーラインしか来てないので乗る電車に迷うことは無し。
ここはヒースロー空港ターミナル1、2、3駅。なんか雑?
朝6時のプラットフォーム。空いてます。
バッキンガム宮殿の最寄り駅はグリーンパーク駅なんですが、その前のハイドパークコーナー駅から歩いていきます。本当はサウスケンジントンで降りて博物館巡りしたかったんだけど今回は残念ながら時間なし。まぁ18駅くらい乗りますね。約1時間。
見ての通り空いてます。
電車も空いてます。今回乗れたのは綺麗な車両でして、旧式の7人掛けくらいの古い車両も走ってます。なんか当たりを引いた気分がして嬉しい。
お、なんか面白そうな広告発見 😀 「’mackerel(サバ)’の単語に含まれるどの文字も含んでいないただ1つの駅は?」答えは「St John’s Wood」というもの。SaintをStと省略してるからか。それにしてもたった数文字がほぼすべての地下鉄の駅名に使われてるって面白いね。
ハイドパークコーナー到着! 朝方でしかも少し地面が濡れてる。さすが霧の都ロンドン。やっぱこうでなくっちゃね!
さて、この赤線が今回の記事で通るルート(ルートってほどでもないけど……)。バッキンガム宮殿の裏手から入るみたいな。それぞれの名所の位置関係も分かりやすいように書いてみた。ビッグベンの横に流れてるのがテムズ川ね。
駅を出てすぐみえるこのモニュメントはMachine Gun Corps Memorial。日本語だと、マシンガン軍団記念碑、になるのかな? 別名デービッド少年(The Boy David)。第一次世界大戦のマシンガン軍団の死傷者の記念碑で、真ん中に立ってる高さ2.7mの少年像が大戦で死亡したダビデですね。
こちらはウェリントン将軍の騎馬像。在任中は全戦全勝で、かの有名なナポレオン・ボナパルトをワーテルローの戦いで破った名将です。この将軍の像はロンドンの所々に配置されていて、王立取引所の前にもあります。なぜ取引所かというと、ウェリントン将軍の戦時中の活躍によって国債の大暴落を防げたからとか。凄まじい影響力 😯
で、こちらがウェリントンアーチ。先ほどのウェリントン将軍のための凱旋門です。£4くらいで上に登ることもできるんですが、さすがにこの時間は開いてませんでした 😥
歩道を塞ぐようにして建てられているのはニュージーランド戦争記念碑(New Zealand War Memorial)。ニュージーランド出身の建築家ジョン・ハードウィック・スミスと彫刻家、ポール・ディブルによって製作されたもの。ニュージーランドとイギリスの絆を象徴していて、人々が歩きながらでもニュージーランド人が母国を思い出し、イギリス人はニュージーランドとの絆を思い出すように、あえて歩道の途中に建てたとか。
これがコンスティテューションヒルからバッキンガム宮殿に入場するときのコモンウェルス記念門(Commonwealth Memorial Gates)。バッキンガム宮殿には3つ門があるんだけど、一番有名なのはアドミラルティ・アーチ(Admiralty Arch)かなぁ。あんまり観光客は訪れないところかもしれませんね。
現在地マップ。グリーンパークの左端が今いるところ。ここからコンスティテューションヒルを直進してバッキンガム宮殿に向かいます。距離は1 kmちょっとかな。実はスーツケースをゴロゴロ引きずってるので少し大変 🙁
宮殿の敷地内に入ってすぐ左の方に見えるが王立空軍爆撃機コマンド記念館(RAF Bomber Command Memorial)。RAFはThe Royal Air Forceの略。第二次世界大戦時の任務中に犠牲になった55,573人の乗組員の記念碑。この犠牲者の中にはイギリス人だけでなくカナダ、チェコスロバキア、ポーランドなどの乗組員も含まれているとか。ここら辺は戦争に関するモニュメントが多いなぁ。
歩道をひたすら直進。真っすぐな並木通りなので迷うことなし。朝なので落ち葉が地面に散らかってます。おそらく掃除の方々が日中までに綺麗にするのでしょう 🙂
朝の爽やかな空気に包まれるグリーンパーク。人っ子一人いませぬ。こういう風景って落ち着きますね。物語の中に入ったみたいな錯覚に陥る。
ついに到着バッキンガム宮殿! バッキンガム宮殿はイギリスの元首公邸で、7月26日から9月24日の期間に限定して一般公開が行なわれているようで。私が訪れたときは11月だったので残念ながら入れませんでした。
朝日に染まってイイ感じを醸し出してるこの像。宮殿の前のロータリーに建てられているのがクイーン・ヴィクトリア記念碑(Queen Victoria Memorial)。ヴィクトリア女王は、1837年6月20日から1901年1月22日までイギリス女王として在位した英国の最も輝かしい時代の女王として知られています。金色の彫像は勝利を意味し、足元の彫像は勇気と忠誠を意味しております。
バッキンガム宮殿の全体図。薄く赤紫色に染まってて丁度良い感じで写真が取れました。絵になるなぁ 😉
反対側からの写真も撮りたかったのですが、中々渡れない。やっと横断歩道見つけた!
これが一番良い撮影角度でしょう。宮殿前の庭から見た宮殿です。ここでかの有名な衛兵交代式が行われるわけですねぇ。
~夜のバッキンガム宮殿~
折角なのでここで夜のバッキンガム宮殿でも。ロンドンは夜がそこそこ治安が悪く、特に宮殿付近は人通りが少ないのであまり来られないかと思います。こちらはバッキンガム宮殿の正門アドミラルティ・アーチ近くにあるモニュメント。
ライトアップされたバッキンガム宮殿! 時間は真夜中の0時くらいですね。正直言ってかなり怖かった(笑) 実際に警察官を装った怪しい黒人にパスポート見せろとか、財布の中身見せろとか、変なこと言われたりした 😐
次回はここからビッグベンに行きたいと思います!