ロス墓地(Ross Anglican Cemetery)に行ってみた ~『ロス村』観光⑤~

まだまだバスまでの時間はありそう。ってことで、ロス女性囚人刑務所からバス停に戻らずにロス墓地の方まで足を運んでみることにしました。実際に行ってみて結構良かったと思う。ロス墓地は少し高いところにあるから、ロス村全体を見下ろすような風景を見られるんですねー。

……スーツケースをゴロゴロ引きずりながら坂を登るのは結構大変でしたが(^^;)

 

徒歩マップ「ロス墓地(Ross Anglican Cemetery)」

女性囚人刑務所からロス墓地を経由して、少し大回りしてロス統一教会までが今回の記事で紹介する範囲。ロス墓地に行ってから、もう少し高いところからロス村全体を見渡したかったので結構遠くまで行ってしまいました。

マップの縮尺からして歩いた距離はそんなに多くないんだけど、最初に説明したように「坂だらけ&悪路&スーツケース持ち」だったので結構体力使いました💦

 

ロス女性囚人刑務所からロス墓地へ

ロス女性囚人刑務所を出て右へ進みます。画像の右の方を見ると分かりますが「To The Original Burial Ground」って案内板があるので、この矢印通りに進めばOK!

前回の記事「タスマニアの黒歴史「ロス女性囚人刑務所(Ross Female Factory)」 ~『ロス村』観光④~」で紹介した場所ですね。

道路を突っ切って直進すると線路があります。”LOOK FOR TRAIN”って書かれてるけど、列車なんて本当に通るんかね?

この細い坂道をひたすら上る。実はここ結構きつくて。というのも、地面が舗装されていないんでスーツケースが思うようにゴロゴロ動かず……

ここまで登ってきた。遠くにロス統一教会が見えますね。こういう風景大好き。スーツケースを傍らに置いて、少しばかり和む。

ここはアスファルトなんで楽勝。この左側がロス墓地の入り口。

 

ロス墓地を散策

ようやく到着したロス墓地。ロス村のパンフレットとかでもここの風景は良く見る。写真では伝わりづらいんだけど、ここからの360度の大パノラマ大自然の風景は圧巻! ロス村に訪れた際には、是非立ち寄ってもらいたい場所ですね 🙂 

いくつかのお墓に花が添えられている。まだまだ現役のお墓です。

 

ロス墓地で見つけたヒツジの群れ

ロス墓地を出たら目の前に気になるものが 😕  なんか白い物体がちょこちょこ動いてる

近づくと「メーメー」って鳴き声がたくさん聞こえてきた。ヤギだと思ったけど、毛を剃られたヒツジ🐑のような気が。この羊さんたちを強奪できないように防犯カメラが見張っているようです。

可愛らしい羊たち。近づいたらこっちの方を見ながらさらに大きな声で「メーメー」騒ぎ出した。ごめんなさい、エサ持ってないんですよ 😥

羊たちに別れを告げて再び散策。ここを抜けると別の墓地に行かれるらしいが。もうお墓はいいかなーってことでスルー

 

ロス村の風景を堪能するため寄り道

ロス墓地を出てから右にずっと歩く。しばらくすると別の道と合流したのでそこを左の方へ行ってみた。写真の方向ですね。

歩いてきた道はこんな感じ。結構下ってきた。

道はここまで。ここからは私有地なので入れない。おかしいな~、マップだと先の方に道が続いていたはずなのだが。

仕方がないのでここからロス村の方を見渡してみる。もう本当に大自然。この感覚は写真じゃ絶対に伝わらないね。タスマニアに来て感動しまくりですよ 😉 

広大な芝生。ここで再び大自然を堪能しました 😆 

 

ロス女性囚人刑務所へ戻る

さて、そろそろロス村の方に戻りましょう。あの線路を渡ればロス女性囚人刑務所はすぐ。

途中でデッカイトラックが横を通り過ぎていった。はじめレッカー車かと思ったんだけど、車の中から大量の「メーメー」って鳴き声がしてきました。よく見たらヒツジ🐑輸送車だった。さすが羊大国オーストラリア!

ロス女性囚人刑務所とロス統一教会がみえました。一旦、ロス女性囚人刑務所の前まで行きます。

 

ロス女性囚人刑務所からロス統一教会までの近道

再び戻ってきました。今度はここを突っ切っていきます。

ロス統一教会までの徒歩専用近道。いわゆるショートカット。道も舗装されてるし歩きやすい。

くねくねしてるけどアスファルトだからスーツケース転がしていても苦じゃない 😆 

と思ったら最後に上り階段があった 😥  しょうがないので手で持ち上げて登り切りました。

ロス統一教会到着~! さて、バス発車まで残り一時間をきって参りました。

 

次回はロス統一教会とロス橋の回。

タスマニアの黒歴史「ロス女性囚人刑務所(Ross Female Factory)」 ~『ロス村』観光④~

四時間半もあるのでロス村を隅から隅まで行き尽くしましょう。ということで今回はロス女性囚人刑務所です。女性工場(Female Factory)とは名ばかりの実際は女性囚人刑務所。その昔、まだオーストラリアがイギリスの植民地だったころに、タスマニアは囚人の流刑地とされていたようで、その中でもこのロス村は女性囚人が送られてくる場所だったとか。

今でも残る刑務所は無料で観覧することができます。さて、キャリーバッグを引きずってズルズルと……

 

ロス村のマップ

女性囚人刑務所はロス市役所のあるフォーコーナーズをひたすら東に向かったところにあります。Bridge StreetからBeaufront Road沿いに歩いて右側に見えます。ロス統一教会の裏道から行ける近道があるんですが、それは次回の記事にでも紹介します。目の前に駐車場があるのでレンタカーの人はまったく困りませんね。

 

ロス女性工場へ

ロス村のパン屋から再びバス停留所の方まで戻り、このフォーコーナーズを左折。

この看板がみえたら右側へ。ROSS FEMALE FACTORY SITEって書かれてるから標識通りにいくのみ!

途中面白い人形があった。カラス除け??

線路の横を通りまーす。ちなみにここを鉄道が通ってるのを一度もみなかった。一応ここに来る前にホバートから電車で来られるかどうか調べたんだけど、1970年代に経済的な理由から鉄道は廃止されたらしく。未だに線路は壊されもせず残ってるんですねぇ……

 

ロス女性工場に到着

しばらく歩くと右側に広い敷地がド―――――ン!! ここがロス女性囚人刑務所ですね。なんか予想してたのよりも広大かつ人気が全くない。

ザ・大自然タスマニア。東京では中々見られない風景。あちらの建物が博物館になってるらしいですよ。

ゲートは必ず閉じなさいとの但し書き。別に敷地内の広場に動物を飼っているわけでもなしどうしてだろう 😕 

入口には誰もいない。あるのはゲートとこの貼紙だけ。営業時間は9:00~17:00。その時間だけ管理人さんが来て鍵をかけたり閉めたりするんですかね? ま、とりあえず中に入ってみましょうか~

 

ロス女性囚人刑務所を見学

奥へと続く道。向こう側の広場へと続く扉は開かれている。

部屋に入ってみた。その昔女性囚人が働いていた部屋だろうか。

このロス女性囚人刑務所では、罪を犯した女性囚人およびその子供たちが暮らしていたらしい。タスマニアは羊毛が盛んなので、縫物をメインの仕事として、洗濯や掃除、その他雑用などを強いられていたようです。

これが当時の間取り。教会や看護施設、仕事場などが配置されてる。未だに用途が分からない部屋とかもあるそうな。当時の記録は断片的にしか残っていないんでしょうね。

別の部屋。主にイギリスに関する記録が紹介されている部屋。

スタッフの責務?? 当時ここに居た医師Dr. Irvineが1884年に記したものらしく。さすがにここでこの何ページもある記録を読む気にはなれず。ハイ、次の部屋行こ!!

このボンネットは囚人女性そして子供の証だったみたい。これは北アイルランドに住んでいたLaura McClellandって人が作ったものらしく。

こちらは囚人たちの食生活を記したもの。ものすごく質素な生活を強いられていたことが分かる。

建物にはビジターズブックがあった。意外と訪れてる人多いんだね。とりあえず私も記入してみたよ 🙂 

 

ロス女性囚人刑務所の広場

裏口から外へ。陰鬱な空気から一気に解放された感じ!

なんか外から入れる部屋があった。当時の囚人部屋かな?

ここなんて岩壁やん…… 冬とかめっちゃ寒そう 😥 

裏の広場から見た建物。なんか昔の残酷な実情を知ってからこうやってみると、なんか感慨深い。

それにしても広大な大自然。昔ここで働いていた人たちはどんな気持ちでこの風景を見ていたんだろう。

 

さて、ここの観光はここまで! 次回はロス墓地の方に向かってみましょう!

魔女の宅急便の舞台「ロス村のパン屋さん(Ross Village Bakery)」 ~『ロス村』観光③~

ロス村記事三つ目にしてようやくロス村のパン屋さんことロス村ベーカリー(Ross Village Bakery)の紹介。小さな田舎村の小さなパン屋さんなんですが、日本初のタスマニアツアーでは必ず訪れる場所となっています。その理由は、かの有名な宮崎駿監督作アニメーション映画「魔女の宅急便」のモデルとなったパン屋さんがあるからなんです!

記事をはじめから読んできてくださった方なら分かると思いますが、非常にたどり着くのが大変💦 アニメの舞台に来る人は苦労すること確実です(笑)
 

ロス村のパン屋さんの場所

前回記事「ロス村に到着! まずは村を散策 ~『ロス村』観光②~」で使ったマップを再利用。ロス村のパン屋さんことロス村ベーカリーは、バス停留所をロンセストン側に北上してしばらく歩くと右側にあります。

店の真ん前に駐車場もあるのでレンタカーで訪れる方は気兼ねなく。

 

ロス村ベーカリーの外観

写真に写ってるのがロス村ベーカリーです。ちょうど人が少ない時間に撮影したのでこんな静かですが、いつも人が集っているのですぐに分かるかと。

この角度が一番絵になりそう。おじさんが美味しそうに何か飲んでる。

いつもはこんな感じで大繁盛。魔女の宅急便ファンの日本人だけからじゃなくて他の国の観光客からも大人気のパン屋さんらしい。

ロス村ベーカリーのイメージキャラクター。薪釜オーブンが売りらしく。

店の前にはこんな感じで数台停まれる駐車場が併設されています。で、パン屋の横にあるのがショップ兼ホテルになってる。で、このホテルがキキの住んでた部屋にそっくりらしい。泊まるためには半年くらい前から予約しなければならないほど大人気なんだとか。あとで中見せてもらえないかな~

 

ロス村ベーカリー店内

店内大混雑! 仕方がないのでしばらく外で時間をつぶすことにしました。

人がいない瞬間を狙った。まぁ四時間半もここにいるんだ。空く時間を待つなんて余裕余裕✌

今のうちに人のいないパン屋さん店内を📷 店内にはWi-Fiが飛んでるのでインターネットが使えます。ここでしばらくタスマニア産のデルビルをGETしようとポケモンGO頑張ったけど、結局出てこず 😥 

せっかくなのでこちら側も。あんまり他のブログとかで撮られていない写真を載せたく。

あの先が厨房です。あんまり店内は広くなくて椅子も少ない。こりゃあ混むわけだわー

こんなに作り置きしてるところを見ると、まだまだ売れるようで。で、肝心の値段なんだけど、結構お高い。観光地プライスどころか魔女宅プライスなので仕方がない。

 

ロス村ベーカリーの内装

所々に魔女の宅急便を匂わすアイテムが。日本語だけでなく韓国語、中国語も見られる。

各国の「いらっしゃいませ」だと思われる。魔女の宅急便って日本だけで人気なわけじゃないんだなー

キキとジジのイラスト。その隣に一日をより良くする三つのステップ「1.コーヒーの匂いを嗅ぐ」「2.コーヒーを飲む」「3.起きる」という謎教訓。

メニュー版の下にキキ見っけ!

ジジも見っけ!

 

ランチを頼んで一息

四時間半も待たなくてはならないので昼食をとることにしました。人が少ないタイミングを狙って店内の席GET! 店内って四人くらいしか座れないからマジで。

紅茶を頼んだら本格的なのが出てきた。自分で紅茶を濾すやつね。カップの上に網スプーンを置いて、その上から紅茶を注ぐんです。パイとサラダもまぁそれなりに美味しかった。

レシート。あれで16.75豪ドル。為替レートによるけど1,500円しないくらい。……高いな。

ちなみに食事中に日本人ツアー団体と遭遇しました。年齢層はご年配ばかり。まぁこういうところって結構ツアー料金高いから、たいていご年配のみになるんだよね。話してみたところ、ホバートに昨日宿泊して、今日のうちにクレイドルマウンテンまで行くらしい。私がクレイドルマウンテンに行くのは明日なので会うの難しそうだ(実際に会えなかったわけだが)。

 

キキが住み込んでいた部屋

パン屋とショップは繋がってて、その間にある階段を上るとキキの住んでいた部屋に行かれるらしい。それなりにお高いセット頼んだし、見せてくれないかな~。なんていっても日本円にして1,500円ものお金を支払ったんやぞ!

で、ダメもとで店の人に見せてくれと頼んだんだけど、本日宿泊客がいるから無理だといわれてしまった…… まぁ仕方がない。

その代わりに厨房にある薪窯オーブンを見せてくださいました! この中にパンと薪を入れて焼くらしく。こういうの初めてみたので新鮮。

奥の方は真っ暗。キキの部屋は見られなかったけど珍しいもの見れたので良きかな。
 

 

次回はもうちょっとロス村を散策してみまーす 🙂 

ロス村に到着! まずは村を散策 ~『ロス村』観光②~

ついにロス村に到着。ここに魔女の宅急便のモデルとなったパン屋さんがあるらしい。日本から来るには、一度シドニーやメルボルンで乗り換えてタスマニアへ。そこから車で島の真ん中へ。なんて来づらい場所なんだ……

 

ロス村のマップ

縮尺を見れば分かる通り、非常に小さい村。ここに四時間半も滞在した自分を褒めてあげたい(笑)

バスは上マップの赤い矢印、ガソリンスタンドのところに発着。噂のロス村のパン屋さんは通りを北上して右側にある。今回の記事ではサラッと町全体を紹介して、次回はロス村のパン屋さん。その次に女性囚人刑務所の方を回って、最後にロス橋とロス統一教会を紹介します。

 

ロス橋を渡ってロス村へIN

ロス村の入口のロス橋。橋の両側にはホバートまでとロンセストンまでの距離がマイルで彫られている。”To Hobart Town LXIX Miles”とね。これが何マイルか読める人っているかな?? ここでアラビア数字講座!

アラビア数字でLは50を意味するんです。で、あとは皆をご存じの通りXは10、そしてIXは9。つまり、ホバートまで69マイルってことね。1マイルが1.609kmなので111.045kmってところか。結構遠い。さて、ロンセストンまで”XLVIII”って書かれているけど、これはいくつになるか自分で導き出してみてください!

ロス橋の向こうに見えるのがロス統一教会。あそこについてはロス村の最後の記事にて紹介しまーす。

バス降車! さて、ここでスーツケースを転がしながら四時間半もの時間をつぶすわけですよ。

 

ロス村のフォーコーナーズ

ロス村のフォーコーナーズ(the Four Corners of Ross)と呼ばれる交差点。それぞれの角には誘惑”temptation (the Ross Hotel)”、救世主”salvation (the Catholic Church)”、レクリエーション”re-creation (the town hall)”、罰”damnation (the old jail)”がシンボルとして配置されている。

で、その交差点の真ん中にあるのが写真の戦争記念碑(War Memorial)。なんか第二次世界大戦を偲ぶものらしい。

さて、他のところに行ってみましょう。

右の建物がロスホテル。フォーコーナーズの誘惑を象徴するロスホテルですね。

ロスホテルの庭。どうやら入ってOKらしい。

椅子とテーブルも用意されてた。そんなに広くもないのですぐに回り終えた。

ロス村の村役場に併設されている公衆トイレのある広場。なんだか変なギャラリーが展示されてる。

これがロス村のタウンホールこと村役場。カーテンも全部閉じられていて休館日としか思えない。

 

タスマニアウールセンター(Tasmanian Wool Center)

タスマニアウールセンター。オーストラリアといえば羊なわけで、ここでは羊毛を使った様々な製品が売られている。

エントランス。扉の前に何やら謎のオブジェクトが見え隠れしているが……

羊でした 🙂  ここで販売されている製品で全身を固められていた。

店内。やっぱり衣料品がメインみたい。

 

チャーチ・ストリート(Church Street)

ここがロス村のメイン通りであるチャーチストリート。この道路沿いに魔女の宅急便のモデルとなったパン屋さんがあります。

右側にパン屋さん! しかし残念ながらここは魔女の宅急便のモデルとなったパン屋ではありませーん。

ロス村の郵便局。こじんまりとしてる。

途中にロスのマップがあった。まぁこんな感じで何もないんですよ。四時間半は十分過ぎます……

セントジョンズ英国国教会(St John’s Anglican Church)。チャーチストリートの名の通り教会が二つもあります。あ、一つ目はフォーコーナーズにある小さい教会ですよ。

ロス村のショップ。なんか知らないけど今日は営業してなかった……

こちらは優雅なショップ(Elegant Gifts)……らしい。まぁ、私には買うものはありませんでしたが 😆 

こちらはカフェ&ギフト。喫茶店とショップが合わさったような奴。それにしてもロス村のカフェ率とショップ率高すぎ。

 

次回はロス村一番の観光スポット『ロス村のパン屋さん』を!