さて、今回訪れるところは2014年に世界文化遺産に登録されたボルガル遺跡。一般的には船で行くところらしいんですが、今の季節はヴォルガ川が凍ってるため海路がない。船は10月末までしか運航していないようで生憎現在は11月上旬。日本語のウェブサイトで調べても他の方法が見つからなかったので英語のページを探して何とか行く方法を発見しました。それがバスを使う方法。ちなみにタクシーを使うと片道15,000円くらいするので論外ということで。
いつも通りマップを掲載してみた。
船を使っていく場合にはカザン川港から出発することになりますが、バスの場合はカザン・バスターミナルから。カザン中心地からは歩いて行ける距離ではある。タタルスタン・ホテル前のバス停からトロリーバスで行くことも可能です。
バスは朝8:00に出発するということなので前日の夜にバスターミナルに徒歩で往復して予約しました。案の定英語は通じず、ロシア語でのやり取りになった。不安な方はスマホに事前に目的地を書いておいてその画面を見せるのもあり。「Направления(目的地):Болгар、Дата(日時):1/1(出発したい日付) утро(午前)」とか書いておけば良いでしょう。
確か値段が異様に安くて300ルーブルだったと思う。日本円にして600円くらい。走行時間は片道4時間くらいかかるんですけどね。
乗るバスはこの10人ほどが乗れるマイクロバス。何気にメルセデスベンツ 😯
ここがカザン・バスターミナル(Автобусный Вокзал)。カザン市内から歩いていく場合は高速道路の高架下をくぐった直後。大きいので見逃すということはないかなと。
バスの車内。乗るときにチケットを確認されますので素直に見せましょう。ちなみにチケットを確認しに来たのは前日に窓口で購入した時に対応されたおばちゃんだった。
なお、困ったことに往復チケット買い忘れてたので運転手に話したら帰りに乗るときに現金で支払ってくれればいいとのころ。ここまでのやり取りはロシア語で難しかったので、運転手がGoogleの音声翻訳アプリ起動してくれたので英語で伝えることができた。運転手さん賢い!
バスが出発してカザン連邦大学を通過。
シティセンター通過
郊外に出て行きます。空港からタクシーで来た人には見覚えがある道。
高速道路に入りました。大学か病院か知らないけど郊外に大きな建物があるのはロシアも同じらしい。地価安いからねー
なんかのスタジアム。
最初の経由駅に到着。カザン南バス・ターミナル。はじめはここからバスに乗ろうかと思ったけど、地下鉄とバスを乗り継がなければならないので面倒くさくてやめた。素直にカザン・バスターミナルから乗るのが良いでしょう!
1番乗り場。目的地ごとに乗り場が異なる。上から四つ目にボルガルがあります。先ほどのバス・ターミナルにかなり止まった後で出発。どうやら遅刻した人がいたらしくて運転手に注意されてた 😛
途中にスーパーマーケットがあったので何となく撮影。
30分ほど走ると雪原が。隣の町まで自然を楽しみます。
次の街に到着。カザンとは違ってかなりこじんまりとした街。街というか村って感じかな?
小川を渡りまーす。
ヴォルガ川に辿り着きました。すでにバスに乗ってから2時間くらい走っております。
ヴォルガ川を超えてから20分くらいで休憩タイム。乗りっぱなしってのも疲れたけど新鮮な風景だったから楽しかったー
トイレがありました。
トイレはロシア語でこう書きます。これからロシアに行く予定でロシア語が読めない人は覚えておきましょう。
開いたら10ルーブルって書かれてた。有料だと分かったのですぐに外に出た。するとしばらく経って中からおばちゃんが外に出てきた。やっぱ番人がいたのか。というか余程暇だったんだなぁ……
Шашлычнаяってのはおそらく肉のチェーン店かな?
休憩が終わると再び大自然の中へ。
さらに1時間ほど走るとやっと天気が良くなってきました。曇りで不安だったけど。
野生の動物発見。おそらくボルガル地域には到着してるっぽい。
ボルガル市内。ここら辺で少しずつ人が降りて行きました。そして、最終目的地のボルガル遺跡前で降りたのは自分一人。長かったバス乗車4時間から解放されて気分爽快。
次回はボルガル遺跡のヴォルガ川近辺を散策して白モスクまで向かいます!