静岡県にあるオールインクルーシブの宿『焼津グランドホテル』 ~施設紹介①~

前回までに寸又峡温泉の紹介をしましたが、実は寸又峡に向かう前に近くで一泊しました。蓬莱橋へは今回紹介する『焼津グランドホテル』をチェックアウトした日に向かいました。寸又峡は山奥にあるおともあり、特に県外から訪れる際には一気に行くのは難しいかもしれませんので、前日に近くに宿をとっておくのがおススメです。近隣観光もできますしね。

 

マップ『焼津駅から焼津グランドホテル』

焼津駅から焼津グランドホテルまでは2.5kmほど。ホテルは丘の上の方にあるので徒歩や自転車だと少し大変かもしれません。電車で訪れる方は送迎バスやタクシーを頼むのが良いかと思います。少し早めに到着した場合は、焼津のお魚センターなどで時間つぶしをすると良いでしょう。なんとここ焼津はカツオの水揚げ金額が全国1位なのですよ。

 

焼津グランドホテルのフロントロビー

入口を入るとすぐにフロントロビーがありますが、その横に宿泊者専用ラウンジがあります。タイトルにもあるようにこちらのホテルはオールインクルーシブの宿。ということでこのラウンジでは軽食やドリンクなどが無料提供されます。

時間は15:00~22:00と翌朝7:00~10:00。基本的には起きている時間はずっと空いています。好きな時に好きなだけ飲み食いできるのは良いですね。

 

アフタヌーンタイムのラウンジ

私が到着した時間はラウンジが開く15:00前だったのですが、すでにいくつか提供されていました。アイスコーヒー、オレンジジュース、アップルジュース。

お茶、紅茶、コーヒー。ただしこのうちコーヒーマシンはこの時間にはまだ動いていませんでした。

アイスティーと冷茶はこちらに。

ワイン類の提供もあり。

ビールサーバーとサワーサーバーも完備。サワーには4種類のシロップが用意されていました。

グラスは十分すぎるほどに。生ビールとサワーで分かれていますね。

ナッツやフルーツもありますね。ただし、今の時間はナッツのみ。カットフルーツは15:00からの提供となるようです。

ウェルカムお出汁と夜食ラーメンのご案内。15:00からのサービスが楽しみです!

 

チャックイン時間までマッタリ

まだ15:00までは時間があるのでしばし待ちます。席は内側とテラス席があります。この時期は冬だったのでテラス席に出るのは少し勇気がいります。

テラス席から臨む駿河湾。崖っぷちにあるので人の目が気になりません。

富士山方面。このカメラレンズが広角なので富士山が見えづらいのですが、肉眼ではハッキリと見えます。後ほど夕景にて富士山写真を紹介しますね。

とりあえず席でゆっくりします。まだ他に誰もいないのでラウンジ独占状態です。オレンジジュースとウーロン茶を片手にナッツをボリボリ……

暖炉がありました。冬は暖かく感じます。

ラウンジの奥にはこんなスペースも。

ピアノが置かれています。ここからも外の駿河湾を見渡せます。外が寒いのでテラスよりこちらのスペースの方が人気があります。

 

15:00からの午後ラウンジ開始

15:00になり、軽食が一気に追加されました。まずはカットフルーツ。

メロン、パイナップル、オレンジ、グレープフルーツですね。

ケーキ類はその横に。レモンのパウンドケーキ、レモンタルト、生チョコ。

それぞれ順番にみていきます。アレルギー記載もあり。レモンのパウンドケーキ。

レモンタルト。文字がぶれていてすみません……

最後に生チョコ。ドリンク類はホットコーヒーが追加されたくらいですね。ナイトタイムまでこちらにあるものを好きにいただくことができます。種類が少ないと思われた方、ご安心を。実は他にもラウンジがあり、そちらで別種類のものが提供されています。次回の記事で紹介いたしますね。

 

ラウンジからの夕景

サンセットタイムです。宿が東側を向いているのでサンセットの方が良いのですが、そちらは本記事の最後にて。

富士山も見えます。

宿の光が灯りはじめて良い雰囲気に

奥にあるのはレストラン。

崖沿いに建てられているのが分かりますね。日没の時間が過ぎて夕食を食べた後、ナイトタイムのラウンジに向かいます。

 

ナイトタイム

20:00以降のナイトタイムです。お酒の種類が増えます。夕食会場でもお酒は飲み放題なので、それでも満足しきれない方はこちらで飲むのがよろしいかと。

夜食のラーメンですね。すでに盛り付けされていて、スープをセルフサービスで加える形式です。

レモンタルトがココナッツクッキーに変わっていました。

これがナイト限定メニュー。酒のツマミですね。しかしここでミスった。あとで食べようと思ってたら22:00を過ぎてしまっていた…… その時に撮影しようとしていたので写真も無く。残念。

 

早朝のラウンジ&朝焼け富士

最期に早朝のラウンジ紹介です。サンライズを拝みに早起きを。

新聞が用意されています。静岡新聞と日経新聞。

7:00前にも関わらずすでに軽食の提供がありました。さすがに朝は軽めです。

誰もいないラウンジで朝日が昇るのを待ちながら一息。

中々に幻想的な朝

日が昇る直前。左奥の方に朝焼けに染まる富士山がみえます。

水平線から顔を出す直前。この瞬間が写真撮影をしていて一番テンションが上がります!

陽が昇る頃、他のお客さんも日の出撮影していました。良いシルエットになっています。

日の出の瞬間

綺麗ですねー

夜明けの瞬間

富士山も綺麗に朝焼けしています。

以上で焼津グランドホテルのラウンジ紹介は終了です。次回は他施設を巡ってみましょう!


 

ギネスに認定! 世界一長い木造歩道橋『蓬莱橋』 ゆるキャン△の聖地にも

前から行きたかった寸又峡温泉に行きたかったのですが、それならついでにと道中気になる観光地を巡ることにしました。地元なので日帰りでもギリギリ行かれる距離ではあったのですが、せっかくなので宿泊込みで。実は旅行後に知ったのですが、ゆるキャン△というアニメのSeason3で寸又峡含めた大井川沿いを舞台となったみたいです。千頭駅とかにアニメグッズがあったので何かと思っていたら、漫画原作のアニメでちょうど今年放送されるとかなんとか。残念ながら聖地と知らなかったので事前情報とかはなかったのですが、撮り貯めておいた写真の中で使えるものは使って紹介できたらと思います。

 

徒歩マップ『島田駅と蓬莱橋の位置関係』

蓬莱橋の地図

蓬莱橋へは島田駅から徒歩圏内です。駅から1.5kmほどで20分程なのですが、蓬莱橋自体の長さが900mほどあり、往復するだけでも1.8kmと、それなりに歩く覚悟はしておいた方が良いかと思います。自動車の場合は東名吉田インター/新東名島田金谷インターから来る人が多くなるかと思いますが、かなり離れていて15~20分くらいかかります。カーナビを使われる方がほとんどだと思いますので、指示通りに来れば問題ないかと。無料の駐車場もありますし。

余談ですが、蓬莱橋のすぐ北側にはアピタ島田店という大型ショッピングセンターがあるので食事や時間つぶしには困りません。

 

世界一の長さを誇る木造歩道橋

蓬莱橋は一般的には北側から渡ることになります。この右側の建物で料金を支払うことになるのですが、8時30分以前もしくは17時00分以降の場合は、橋に料金箱が置かれているので渡る際に自主的に入れなければなりません。

橋の入口には色々な石碑や銅像が建てられています。上写真右側にあるのはギネス登録標のようです。ちなみに蓬莱橋の長さは897.4mなのですがこれは「厄なし(やくなし)」の語呂合わせだそうです。

江戸城無血開城で有名な勝海舟の像。この海舟さんは、静岡のお茶に世界的な価値があると早くにも見抜き、牧之原を開墾させて一大お茶畑にしたのだとか。それなりに発展してくると大井川を小舟で渡るような人たちも現れて危険だったため、この蓬莱橋が建設されたようです。

 

いざ、蓬莱橋を渡る

蓬莱橋の横幅はあんまり広くなく人が3人ほどが横に並べるくらい。上写真真ん中にあるのが料金箱で、時間外に訪れた場合はここに100円(子供は10円)入れて渡ります。左の方に車が停められていますが、あそこらへんが駐車場ですね。

河川敷から見上げるとこんな感じ。等間隔に柱で支えられているのが分かります。蓬莱橋が建設された当初は橋脚は木造だったのですが、度重なる大井川の増水でダメになってしまったため、1965年にこの柱部分についてはコンクリートで作り直されたようです。

逆サイドから日差しが強くて心地よいです。ちょうど二人組が蓬莱橋を渡っている途中です。河川敷もかなり整備されていて観光地化されているのが良く分かります。

天気が良いと、このように橋の上から富士山が臨めます。橋の両サイドの柵は低いので落ちないように気を付けましょう。見てわかる通り、川が枯れているので落ちたら大変なことになります。

そういえば近年話題になっているリニア建設による水問題ですが、このように大井川って結構流水量が少ないんです。地元民以外はあんまり分からないと思いますが、上流をいじることで大井川にとって影響がないかどうかというのは地域にとっては死活問題でもあるんですよね。

リニアによる経済効果も分からないこともありませんが、ニュースだけを聞いてリニア反対派を頭ごなしに非難するのではなく、自身で現地に足を運んでみて、大井川水域の現状を理解した上でリニア問題には関わって欲しいなと思います。

 

蓬莱橋を渡ったその先

897.4mを渡り終えるとこのような看板。こちら側から渡る際にも料金を支払ってくれとのこと。逆方面から渡る人はほとんどいないと思いますが。

で、こちら側からみた蓬莱橋。入口側と違って少し寂しい感じはしますね。それにしてもどんだけ長いんでしょう。

蓬莱橋の観音様? なんかご利益がありそうな。

お地蔵さんもいらっしゃいました。縁結び地蔵のようで、願い石がたくさん置かれていました。

鶴は千年、亀は万年

観光地あるあるのフォトフレーム。島田工業の建築家の学生が作成したもののようです。ちょうど蓬莱橋が入るように作られていますね。少し木が邪魔しておりますが、春あたりには若葉で彩られるのでしょうか。

フォトフレームの中から見える風景。紅葉の時期とかだと綺麗に彩られそう。

蓬莱橋に使われている感じの「蓬(よもぎ)」と「莱(あかざ)」の説明。どちらも草

金を鳴らすとご縁があるとかないとか

こちらの鐘ですね。かなり大きな音が鳴ります。周りは大自然で民家もなさそうなので思いっきり叩いても良さげ。

長寿祈願の鐘。蓬莱橋の長さは厄無しの語呂合わせだという話をしましたが、長い木造の木ということで「長い木の橋」から「長生き橋」ということで長寿の御利益もあるんだとか。あ、それで万年生きる亀の像があったわけか。

 

ということで蓬莱橋観光は終わり。訪れる前はただの橋だと思っていたので観光時間は15分程度終わると思っていましたが、橋を渡るとなるとかなりの時間がかかるので1時間くらいは見ておいた方がよいかもしれません。

訪問した時はゆるキャン△というアニメの舞台ということを知らなかったのですが、どうやら作品の中で寸又峡、大井川とセットで紹介されたようです。まさに今回の観光ルートでもあるので、みな観光で巡るルートは同じような考えになるのかもしれませんね。

次回は、奥大井湖上駅を紹介したいと思います!