国際連合本部

■国際連合とは

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国際連合は、第二次世界大戦に設立された国際機関で、主に世界平和の維持、世界経済の発展を目的としています。主要機関の一つである国際連合事務局の代表は、国際連合事務総長と呼ばれ、事実上の国連トップです。

見学の際には、パスポートとクレジットカードを持参してください。国連自体はアメリカにありますが、その内部はアメリカではなく治外法権となっています。そのため、入場の際にはパスポートが必要です。持ち物検査もされるため、刃物などはホテルに置いておくようにしましょう。

また、見学ツアーは大人1人あたり約20ドル必要です。現金でなくてもクレジットカードで支払えますので、クレジットカードを持参すると便利です。見学ツアーの料金は変動するため国際連合ビジターセンターでご確認ください。12歳以下の学生、13歳以上の学生、60歳以上のシルバーで割引料金が適用されます。

 

観光時間の目安

2.5 hours

2.5 hours

1.5 hours

1.5 hours

30 mimutes

30 mimutes

※30 minutesの場合は、ツアー参加しないことを想定

 

アクセス

  • グランドセントラル駅(Grand Central Terminal/42 St)
    • 紫色の7番線
    • 緑色の4,5,6番線
    • 灰色のS線
  • 51丁目駅(51 St)
    • 緑色の4,5,6番線
  • レキシントンアベニュー駅(Lexington Av/53 St)
    • 橙色のM線
    • 青色のE線

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なお、観光客の入口は47th Stと1st Aveの交差する場所にあるため注意。上のマップの矢印の先の場所が入口となります。各駅からは徒歩で10分程度、また数分程度並ぶこともあるのでツアーを予約している人は余裕をもって行くと良いでしょう。

 

見学可能日時

休館日は、日曜日(1月と2月は日曜日に加えて土曜日も休み)および祝日等で、入場時間は平日:9:00~16:30、土曜日:10:00~16:30です。詳細については国際連合ビジターセンターでご確認ください。

国連に行ったからには必ずツアーに参加してください。所要時間は1時間程度です。ツアーに参加しないと、国連1階のエントランスと地下のショップにしか立ち入りできません。国連の歴史や任務などを、国連本部内を歩きながら職員の方が丁寧に説明してくれます。写真も撮り放題で、随時こちらから質問することができます。

ツアーは英語のツアーは約30分おきに、その他の言語については不定期での開催となっています。英語に堪能でない方は、事前に国際連合ビジターセンターで予約すると良いです。英語ツアーに参加する場合は、専門用語が多いので、安全保障理事会(Security Council)や国際連合信託統治理事会(Trusteeship Council)のような国連機関については一通り覚えておくと良いかも。

 

 

■観光開始

 

エントランス

敷地に入ってまず目に入るのが「非暴力(英名:non-violence)」というピストルのオブジェクトです。これは、スウェーデンの芸術家カール・フレデリック・ロイテルスワルトによって製作されたもので「ピストルを撃つことのない平和な世界を実現する」というメッセージを訴えており、国連の存在意義を端的に表現しています。

建物に入ったら、まずは奥側左手に進んでツアーを申し込みましょう。エントランスを見終わってからツアーの申し込みをすると、下手すると数十分待たされてしまいますので。色々見て回ろうとして、エレベーターに乗ろうとすると職員の方に注意されますので見学は1階のみに。

 

エントランスには歴代国際連合事務総長の画像がズラリ! ツアー中にガイドの方から聞かれたら即答できるように、歴代の国連事務総長の名前と出身国を就任した順に列挙しておきます。

  1. トリグブ・リー(ノルウェー)
  2. ダグ・ハマーショルド(スウェーデン)
  3. ウ・タント(ビルマ、現ミャンマー)
  4. クルト・ワルトハイム(オーストリア)
  5. ハビエル・ペレス・デクエヤル(ペルー)
  6. ブトロス・ブトロス=ガーリ(エジプト)
  7. コフィー・A・アナン(ガーナ)
  8. パン・ギムン(韓国)

 

安全保障理事会議場

安全保障理事会は、平和が脅かされた場合に招集されます。安全保障理事会は、常任理事国5ヵ国(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国)に加えて、2年ごとに選出される非常任理事国10ヵ国で開催されます。決定については、原則として常任理事国が1ヵ国でも反対したら成立しません。なお、国連公用語は、常任理事国の4ヵ国語(アメリカとイギリスはともに英語のため)に加えて、スペイン語とアラビア語が指定されています。

 

経済社会理事会議場

経済社会理事会は、発展途上国の支援や貧困の救済をミッションとしています。国連職員は、必要であれば各地に物資や労働を供給するために派遣されます。

 

信託統治理事会議場

信託統治理事会は、植民地や従属国を監視し、それらの地域が独立できるように支援します。現在では活動を停止していますが、必要があれば臨時に招集されます。

 

総会議場

国際連合憲章に定められた問題を討議する場です。会議場には投票掲示板があり、各国が1票の投票権をもち、決定についての賛否を投票します。

 

まとめ

国連のあらゆるところに世界平和に向けての活動がみられます。戦争に投入される膨大な資金を貧困救済や経済発展に利用できれば、多くの人々を救うことができると職員の方々が説明していました。戦争の非情さ、そして無意味さについて非常に考えさせられました。なお、国連関連の土産は、街中でほとんど見かけませんので、ここで買っておくと良いかと思います。

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