昨日の大雨はやんではいるものの晴れとはいえない曇り空。午後に江ノ島の夕日を撮影できるかもやもやしながら一日がはじまりました。
江ノ島・鎌倉エリアを観光する際には必ずお得な交通セット券を確認しましょう。「江ノ電一日乗車券のりおりくん」は江ノ電に1日乗り降り自由な券なので江ノ電沿線を中心に観光する人にはお勧めです。また、この「のりおりくん」には13:00以降のみ使える代わりに割引がされ、なおかつ江ノ島の各種観光地の入場券がセットでついた「鎌倉・江の島アフタヌーンパス」も発売されていたりするので公式ホームページは要チェックです。
今回私が利用したのは「のりおりくん」と長谷寺の拝観券がセットになった「のりおりくん&長谷寺拝観セット券」。こちらは長谷寺1300周年を記念したコラボ商品のようなので期間限定かもしれません。ちなみに2022年4月現在においては販売されております。
徒歩マップ『長谷駅から長谷寺へ』
長谷寺は江ノ電「長谷駅」から徒歩5分程度。駅を降りると案内板がありますのでその通りに進めば問題ないかと。長谷寺には駐車場もあるんですが30分350円とかいう価格。各寺社に参拝ごとに駐車料を支払うのもかなりの金額になってしまうので鎌倉巡りは徒歩か公共交通機関がよろしいかと思います。
長谷寺の前にある鎌倉オルゴール堂
長谷寺へ向かう途中の右側にある鎌倉オルゴール堂。全国チェーンのオルゴール店で、高級オルゴールも揃ってる。鎌倉の大仏様のオルゴールのような鎌倉にちなんだオルゴールはこの鎌倉店でしか買えません。からくり時計が目印と言われているようですが……
それよりもワンちゃん像が気になって仕方がない。ダックスフントがグラサンつけて一生懸命客引きしています。
長谷寺の拝観口
長谷寺の拝観口がこちら。山門から入るのではなくその左側にある建物が受付になっています。朝早い時間帯なので観光客はまだあまりおらず。これが昼頃になるとツアー客や修学旅行かなんかの学生合わせて凄い数になるんですけどね。
長谷寺の山門。昨日まで円覚寺や建長寺を巡っていたので、入口にある門を素直に山門と呼んでいいのか抵抗がありましたが、長谷寺では分かりやすくこちらがそのまま山門となっていますよ。
長谷寺の庭園を散策
拝観口を出たら池が広がります。紅葉の時期とかなら真っ赤に染まるのだろうか。池には鯉が泳いでいまして、境内で売られている餌を購入すればあげられるようです。
てかこのシステム結構みるけど、自分たちが負担すべき餌代を観光客に負担させる仕組みは秀逸だと思う。
おそらく平日の朝にしか撮れないであろう人が少ない風景写真。折角ししおどしがあったけど三脚が使えないのでスローシャッター撮影はあきらめ。
あー、撮影で鎌倉を訪れる人は注意してください。鎌倉の寺院はほぼすべて三脚や一脚といった撮影補助具、そしてスマホの自撮り棒は禁止されていますので。
和み地蔵。コロナ禍ではきちんとマスクをつけてお祈りされていらっしゃいます。見ているだけで和みます。
この先は弁天窟。洞窟内は明かりが少ないので三脚無しでは撮影ほぼ不可能。ということであきらめました。ですので、ぜひご自身の足で訪れてみてください。
階段を上った先に長谷寺の『地蔵堂』
子安繁栄の御利益のある地蔵様。こちらは平成15年に再建されたもののようです。
地蔵堂の隣にある卍池。なぜこの名前なのかというと池の形が卍の形をしているから。この隣には水かけ地蔵がありまして、お水をかけると幸せになれるとかなんとか。
千体地蔵。こちらは申し込みさえすれば誰でも追加で奉納できるっぽい。これまでにこれだけの方々が奉納されたということですねー。
ご本尊『長谷観音』の祀られる観音堂
さらに階段を上がると長谷観音を拝める観音堂に到着します。御朱印の受付もこちら。コロナ禍にも関わらず御朱印帳に直書きしていただけました。感謝。
長谷観音は国内の木造観音像の中では最大級の大きさを誇ります。その高さはなんと9.18m! 観音様は撮影禁止ですのでこちらのブログでは残念ながらお姿を掲載することはできません。見られたい方はぜひご自身の足で(二回目)
別の角度からの観音堂。だんだんと人数が増えてきました。しかしまだ団体客がいないのでまばらです。人が来る前に急いで回りきってしまいましょう!
由比ヶ浜を見渡せる長谷寺の『見晴台』
観音堂を通り過ぎると休憩できる椅子とテーブルが併設された見晴台に。長谷寺は背後に山があるため位置関係上、江ノ島や富士山が見えませんが由比ヶ浜を見渡せます。下の方に家が見える通り、これだけ階段を上ってきました。
こちらの見晴台には展望台によくある有料の望遠鏡も。そういえば朝は空は完全に雲で覆われていましたが、少し裂け目が出てきたような。このまま夕方までもってくれればいいのだが……
長谷寺の『経蔵』
観音堂の隣にある経蔵。長谷観音を写真におさめることができませんでしたが、こちらの銅像は外に安置されているため撮影できそうだったのでパシャリ。望遠レンズは持参していなかったのでボカしはこれが限界。
鯉も泳ぐ経蔵の池。ここも紅葉時には綺麗に彩られるのでしょう。
この近くにもお地蔵さまがいらっしゃいました。こちらは水子塚ですか。長谷寺は子安繁栄にわかる通り、子供関連の御利益が中心のようですね。
さて、これからさらに階段を上り散策路に行きましょう。
長谷寺の最奥にある散策路を巡る
まさかさらに山を登ることになるとは…… 先ほどの見晴台からみたときよりもかなり高い位置まで来たのが分かります。長谷寺の拝観はこんな風に山を登るような感じになりますよー
散策路は道なりに一周ぐるりと巡ります。行きと帰りで人が行き交わないように一方通行で進めるようになっているのが素晴らしい。そして景色も素晴らしい。
これにて長谷寺の紹介は了。時期によって咲いている花が変わるようなので一年中楽しめるようになっているらしく。次回はやっぱり紅葉時に訪れたいなー。
さて、次目的地は鎌倉の大仏様のいらっしゃる高徳院へ。