宇治上神社から大吉山展望台へ ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

さわらびの道沿いに歩くと宇治上神社があります。その背後にそびえるのが大吉山(正式名称は仏徳山)でして、ちょっとしたハイキングを楽しめます。特に展望台はアニメ「響け!ユーフォニアム」ではたびたび登場するスポットでして、ファンの方にはぜひ訪れてもらいたい名所です。

 

徒歩マップ『宇治神社~大吉山展望台』

今回紹介するのは宇治上神社からなのですが、せっかくなので前回紹介した宇治神社からのルートを載せてみました。大吉山展望台への遊歩道は入口が少々分かりづらかったです。また宇治上神社の巫女さんに大吉山展望台までの所要時間を聞いたところ徒歩15分とのことでしたので、そこまでハードな登山になるわけではありません。ただし、この日は雨の日でしたので少々大変でしたが。

 

日本最古の神殿を有する世界遺産『宇治上神社』

さわらびの道を北上していくと宇治上神社の鳥居がみえます。観光客が結構いるのでついていくだけでたどり着けるかと。

本殿へはこの小さな門をくぐって入ります。ちなみにこの写真の風景はアニメ作品内で再現されています。世界遺産「古都京都の文化財」の説明看板。1994年に日本で5番目に登録された世界遺産となります。この記事を書いているのが2014年なので20年前の話です。

こちらは宇治上神社の拝殿です。本殿はこの後ろ側に回り込まなければならないということでしたが、時間の観光上今回はスキップしてしまいました。本日中に滋賀県の南草津まで行かねばならず……

この道を進めば本殿です。ちなみに御朱印はいただきました。宇治上神社は御朱印の種類が多く、私は通常御朱印の他、和歌御朱印というものを頂戴いたしました。カラフルな色紙に百人一首の句が書かれている豪勢なものです

 

再びさわらびの道を辿り大吉山展望台へ

さて、宇治上神社をあとにして大吉山展望台へ向かいます。引き続きさわらびの道を進みます。

次は総角(あげまき)の看板を目指して進むことになります。この総角も宇治十帖のタイトルです。

こちらはみだれ髪で有名な女流歌人 与謝野晶子が宇治十帖について読んだ歌碑。その右側にはヒカルゲンジという名の花が植えられていました。

ここが大吉山展望台への入口です。もう少し先へ進めば広い入口があるのですが、こちらから入った方が近いんです。雨で濡れた木々の下をくぐって遊歩道に向かいましょう。

大吉山の遊歩道はこんな感じ。道が結構くねくねしています。車は通れなさそうですので徒歩で上ります。まぁ遊歩道ですしね。

こういった道を進みます。実は降りてくる人何人かとすれ違いました。その中には宇治観光センターで響けユーフォニアムのファンノートを記入している外人さんもいらっしゃいました。こんな雨の中登山をするのはおそらくアニメファンの方々でしょうね(笑)

 

宇治の街を見下ろせる大吉山展望台

歩くこと15分。ついに大吉山展望台へ到着しました! ここに着いたときに先客がおりましてどうやら地元の住民とのこと。山頂まで行くよう勧められましたが時間がないので諦めました。平等院鳳凰堂が綺麗にみえるとのことでしたが、ここからでも十分に平等院鳳凰堂が見下ろせるので十分だと自分に言い聞かせました。

雨なので残念ながら曇り空。晴れていればもっと達成感があったのかもしれません。

せっかくここまで登ってきたので色んな角度から撮影

木々の少し上に平等院鳳凰堂が顔を出していますが、やはり山頂に比べて少し見づらいようです。でも宇治市を見張らせるので良し!

これはアニメ作品内の再現風景。作品内では夜に訪れたりしているようですが、しかしここからの夜景を見るのは相当ハードル高いと思います。登山道が真っ暗になるでしょうし、近くにホテルも見当たらなかったので。夜景を見る方はそれなりの装備をしてくることをおススメします。

展望台を降りてきました。下山中も何人かとすれ違いました。アニメの話を大声でしていたのでファン確定だと思います。

 

さて、次回は源氏物語ミュージアムを横切って宇治橋や京阪宇治駅へ向かいます。

10円硬貨モデルの世界遺産『平等院鳳凰堂』と懸神社 ~「光る君へ」&「響け!ユーフォニアム」の聖地を巡る~

太陽が丘からバスに乗ってJR宇治駅に戻り、そこから縣神社を経由して平等院鳳凰堂に向かいました。宇治といえば平等院鳳凰堂が真っ先に浮かぶ観光地だと思いますが、この日は雨にもかかわらず観光客は多かったです。訪問順は変わってしまいますが、本記事でははじめに平等院鳳凰堂、次に縣神社を紹介します。

 

徒歩マップ『JR宇治駅~縣神社~平等院鳳凰堂』

JR宇治駅から平等院鳳凰堂はわりと近い。縮尺をみればわかる通り、500mもありません。前回記事にて太陽が丘まで歩いたのですが、こっちの方が全然楽でした。坂道もないし。

 

世界文化遺産『平等院鳳凰堂』

平等院鳳凰堂のエントランスは南側にあります。拝観料は2024年時点で700円、内部拝観は追加で300円。料金は変わることがありますので公式ホームページをご覧ください。ちなみに内部拝観をする場合は待ち時間が発生します。この日は1時間の待ち時間でしたが、混んでる時期や晴れの日はもっと待つ想定をすると良いでしょう。私は今回は内部拝観は諦めました。

順路に従って進みます。まだ有名な鳳凰堂はみえません。

少し歩くと視界が広がり、平等院鳳凰堂と庭園が目前に広がります。後ろ側からぐるっと正面まで回る感じで順路が設定されています。

まだ桜の開花時期ではなく、曇り空なので、広告写真のような風景ではありませんが、それでも見ごたえはあります。

横側あたりにやってきました。ここの橋を渡って内部拝観をするようです。内部拝観の受付もここです。奥の方に人がたくさん集まっていますが、あそこが平等院鳳凰堂の正面です。10円硬貨の光景が見える場所ですね。

こっちにも順路が続いていたので来てみましたが特に何もなく。

正面斜め横。池に雨粒がポツポツと音を立てて波紋を作っております。この風情ある光景は雨の日ならでわです。

ようやく正面です。晴れの日はこの最前列をとるのに並ぶとか聞きましたが、雨の日なら余裕です。10円玉を片手に記念撮影をしている人が多かったです。やっぱり外国人が多い。

やや斜めから。奥の方の人が多い場所は先ほどいた内部拝観の受付です。

御朱印はここら辺でいただきました。雨の日なので待つことなくすぐにいただけました。やっぱり正面にはそんなに人が集まっていませんね。むしろ内部拝観受付がひどいことになってる。

先ほどの写真の後、平等院鳳凰堂の資料館に入り、そのあとお土産ショップを経由して出てきました。資料館内部には国宝が多数展示されていて、全面写真撮影禁止なので残念ながら写真はございません。スタッフも多く、雨の日なので入口に傘ポンを持った方々に傘を入れるよう促されて中に入ってきました。観覧時間は人によりますが15分程度だと思います。庭園全体を合わせても1時間はまずかからないので、30分~45分程度を考えておけば普通に歩いて回る分には十分だと思います。もちろん、ゆっくり資料館を見たり、内部拝観をするとなると余裕で1時間を超えてしまいますが。

以上で平等院鳳凰堂は終わりです。ここから懸神社の紹介です。

 

響け!ユーフォニアムの聖地『懸神社』

平等院鳳凰堂から100mくらいの場所にあるのがこの懸神社。観光案内所にあった聖地巡礼マップなるものがあって、そこに書かれてきたので私も訪れてみました。

そんなに大きくない神社です。ですが、御朱印をいただいているときに、アニメのパンフレットが飾られていたので、聖地巡礼として訪れる人は結構いそうです。

本殿を正面から。雨が良い雰囲気を醸し出しております。

折角なので色んな角度から。

本殿から鳥居まではこんな感じです。こじんまりとしていますので観光は10分もかからないと思います。平等院鳳凰堂に訪れた方はこの懸神社にも足を延ばしても良いかと思います。

 

次回は宇治市観光案内所から井川用水機上からあじろぎの道、朝霧橋まで紹介できればと思います。