アルバートドックと隣接してるのがピアヘッド(Pier Head)。アルバートドックがショッピングやレストランがメインだとしたら、ピアヘッドはアトラクションがメインってイメージかな。
前回記事の続きでアルバートドックからマージ―川沿いに進むのが今回の記事で紹介するルート。ワンバスステーションから非常に近いので、ピアヘッドを先に回ってその後にアルバートドックでショッピングするのもいいかも。
左側の橋がアルバートドックからピアヘッドへの渡り道。さて、渡りましょう!
橋の途中から。やっぱり曇りなのが残念だなぁ。イギリスだから仕方がないとはいえ。
これは250年間リバプールで働き続けた馬を称えて作られたもの。第二次世界大戦中にも、ドックと倉庫の間を馬に行き来してもらって物資や食糧を運ぶのに重宝したみたい。Liverpool Retired Carters Association(リバプール退役カーター教会)が12年間資金を調達して、2010年5月1日にリバプール市長によって建てられたのだとか。
馬の横を抜けると見えるのがリバプール博物館の背面。非常にデカい!! この博物館だけで1記事使うつもりなのでまずはピアヘッドを回りましょう!
リバプール博物館の横を歩いていきます。あ、左の方に見えるモニュメントはまさか……
やっぱりラムバナナ!! しかもフロック・オブ・シーガルズ(A Flock Of Seagulls)のペイントが。グラミー賞を取ったイギリス発祥のバンドです。けど、ビートルズペインティングじゃないのね。
正面からみたリバプール博物館。ここは次回の記事で紹介しまーす。右の方の旗にTwitterのハッシュタグが紹介されてる。It’s Liverpool !!!
リバプール博物館の正面広場。ラムバナナ2匹目 🙂 今度はやたら芸術性のあるペイントだ。ここにきて急に子供が増えてきた。
川沿いに海戦記念碑(Naval War Memorial)発見。やっぱりリバプールといえば海戦なんだけどこれはどの海戦の記念碑なんだろう? トラファルガーとかアルマタは場所がちょっと違うか。
記念碑の隣に立っているこの像はおそらく海兵。よく見ると傍に花が添えられてるので、きっと戦争で亡くなられた将軍とかなのだろう。
これは第二次世界大戦で亡くなったイギリスとドイツの記念碑らしい。
これは海でお亡くなりになられたため墓を作られなかった人々のための記念碑。リバプールはところどころに戦争の傷跡が残っているんですね。
さて、重々しい記念碑のすぐ前にあるのがFREE STYLE!! 遊園地のアトラクションみたいなもんね。誰でも乗ることができます。お金さえ払えば。
これもアトラクション。椅子に座ってぐるぐるぐるぐる回転するやつ。丁度子供が2人乗ってて、お父さんが写真を撮ってますね。
まだまだ続くアトラクション。右側に映り込んでるのがチケット売場。
今度は騎馬像か。これはイギリス国王エドワード7世。ヴィクトリア女王の息子で、各国との友好に尽力したサクス=コバーグ・アンド・ゴータ朝の初代国王ですねー。このサクスなんちゃらゴータ朝は、ウィンザー朝(ジョージ5世が初代国王)の前身ともされてます。
待ってましたビートルズ!! ここは写真スポットみたいで、一列に並んで順番にみんな写真を撮ってました。丁度人がいないときに撮影しましたです。
マージ―川のフェリー乗り場。確かここからアイルランドのベルファストやダブリンに行けたと思う。もちろんマージ―川の対岸に行くこともできますよー。
なにやら騒がしくなってきたと思ったら遊園地みたいなところが。
ここはアトラクションの他にショップもあるね。フェスタみたいなものかな。ちなみにこの時期は11月の初め。みんな服装が冬装備なんだけど、さすがリバプールは寒いです。
象にのってぐるぐる回転するアトラクション。先ほどのところと違って対象の年齢が少し上がったかもしれない。実際に大人が楽しんでた。
やたらと本格的なアトラクションまで…… 結構こわそう。
こっちのチケット売場は並んでましたね。窓口も複数あるし。
観光地に恒例のスケートリンク。ここまでは無料で入れます。まだ秋なのにみんな凄いなー。
ピアヘッドの全貌はこんな感じ。夜になると綺麗にライトアップされます。
これにてピアヘッドをサラッと回りました。で、最後にタイトルにあったスリーグレースの紹介を。
■スリーグレース(三女神)
ピアヘッドにある産業革命の反映を物語ったような美しい3つの建物、ロイヤルリバービルディング、ドックビルディング、
まず一番アルバートドックから遠いのがロイヤルリバービルディング。高さは約90mもあり、当時は欧州でも指折りの高さを誇った時計塔のあるビル。映画にも登場することが多く、現在は保険会社などがオフィスビルとして利用しているようです。
エドワード7世像の後ろ、ロイヤルリバービルディングの隣に位置するのがキュナードビルディング。この建物は、旅客船会社キュナード・ラインの当時の本社ビル。ニューヨークにも美しいビルを建ててるので有名な会社です。
そして最後はリバプール港ビルディング、またの名をドック・ビルディング。バロック様式の大きなドームが特徴的。2001年の不動産会社のダウニングが買い取り、1千万ポンドの大金を使って2006年から2009年にかけて大きな改修を施したのが現在の姿。外から見ても美しいのですが、内装も同じくらい作り込まれていて、産業革命の華々しさが感じ取れるようです。
以上でピアヘッドを回りましたが、次回はリバプール博物館の中に入ってみたいと思います。