長かったバスの旅も終わり、これからボルガル遺跡の観光開始。バスの運転手が帰りの時間を教えてくれて、時間までに降ろした場所に戻ってくるように言われた。あれ? 事前に調べた情報より3時間ほど早い…… ロシアではインターネットでの予約情報と違うことが多々あるので必ず運転手に帰りの時刻は聞いておくようにしましょう。というか観光時間2時間しかないんですけど 😥
バスが停車したのはマップ上のボルガル遺跡入口。ボルガルの街は非常に狭く、マップで遺跡の入口から遺跡まで1kmほど。記事の中でも書きますが、遺跡から白モスクまでは徒歩15分程度で約1.5kmほどの距離しかありません。なのでタクシー使わなくても十分に回れます。そもそもこの時期タクシーなんて走ってないけどね。
バスを降りるとすぐに建物が。取りあえず中に入ってみる。
ボルガル遺跡の地図らしきもの。下の方に描かれているのは白モスクだと思われる。とはいえ、地図上でここがどこなのか分からんので途方に暮れる(今なら分かるが、現在地は左上の建物のマークのところ)。
中は暖房がきいていて暖かい。ショップもあるが、民族的な陶芸品みたいなラインナップだったので買わず。それ以前に屋内に誰もいないので買えない。適当だなー
トイレも併設されてた。しかし10ルーブルと有料。さすがロシア。
建物の前のこれ入場ゲート?
チケットをバーコードにかざせって書いてるけど、チケットセンターに誰もいないし、そもそもタクシーがこのゲートの中で降ろされたんですけど…… もしかしたら夏季の観光シーズンには入場料取られるのかも? それか今はまだ無料でこれから有料にするための準備をしてるのかもね。
どちらに行ったら良いのか良く分からんが取りあえずゲートらしきところに向かう。
ユネスコの世界文化遺産碑!
世界遺産だからなのか英語の併記がされてる。ちなみに現在地がどこだか分からない不親切マップ。今だから分かるけどこの場所は30番です。お、後ろにツアーバスが到着したらしい。
また記念碑みたいなの発見。
あれ、ボルガルじゃなくて「ブルガール」って書かれてる? 実はこのボルガルは1991年まではブルガールって呼ばれていたらしい。ややこしい。
西暦8世紀から15世紀の間ヴォルガ・ブルガール王国の首都として位置付けられていたみたいで、現在でも原住民はここボルガルを首都と考えているらしい。ヴォルガ川とカマ川の合流地点にほど近い場所にあるので海運には恵まれていたんだろうね。
取りあえずゲートの中をくぐって真っすぐ進んでみましょうか。
再び観光マップ。自分で少し歩いたから何となくマップの見方が分かってきた。
とはいえ、すでに遺跡っぽいのが視界に入ってるのであそこに向かって歩けばいいだけなのであんまり必要ないマップ。
ドームみたいなのに向かいます。
お、トイレ。結構多いのでトイレの心配はしなくて良さげ。
観光客がいる!
このドームは明らかに綺麗。どうやら21世紀に入って改装された模様。
ヴォルガ川! とても寒いけど、とても爽快! 見渡す限り白世界!
遠くに見える茶色の建物は博物館。ちょっと時間が足らないのは今回は寄らず。もし次回夏に来たときはゆっくりと観光しよう。
下流側。真っ白に凍ってる。これじゃあカザンから船で来られないわけだ。
上流!
さてさてヴォルガ川を堪能したところで先に進みましょ。観光時間2時間しかないので慌ただしい 🙁
これは大ミナレット。1800年代半ばに地盤沈下で倒壊したものを2000年に復元したもの。この復元が歴史的価値を維持したまま復元されたかどうかが世界遺産登録の際に争われたという何気に人騒がせな塔。
なんか色々書かれてるけど読み飛ばしましょ。
北の霊廟(North Mausoleum)。元々はブルガール貴族の霊廟とされていたが、修道院の貯蔵庫としても使われていたらしい。
現在は碑文の展示館として有効活用中。
ヴォルガ川沿いを歩いていくと大きな屋根の建物。
なんか随分と廃れてるけど夏季はバーベキューとかやってるんだろうかね?
レンガ造りの家屋群。
手前の小さな小屋はアイスクリーム屋。さすがに今は閉まってるか。
この連続した棟はショップ。このベッドの上のおっさん人形も売物なのかもしれん。ここでキーホルダーを買いました。ロシアはマグネットの種類は多いんだけどキーホルダーは少ないんだよねー。
丁度ツアーメンバーもこちらの方に向かってきた。これは早く先に進まねば混んでしまうパターンだ。
ショップ沿いにヴォルガ川を背にして進むと立派な建物。これはвыставочный зал(展示ホール)。今は閉まってるけどね。
真っすぐ向こうに小さい白モスクが見える。あそこが今回の最終目的地の白モスクに間違いない!
ズームで見てみても結構遠そう。
マップ発見! 白モスクまで徒歩15分とな。大体1.5km。これなら走らなくてもバスの出発時刻に間に合いそう。
このアスファルトをひたすら直進。
分岐があるが目的地はもう見えてるので迷うことはない。
牛の標識。今は冬なので牛の姿は全く見られず。
やっとそれなりに近づいてきた。
もうボルガル遺跡はあんな遠くに。
なんか良く分からん案内板。どこの建物だコレ。
ゲートが見えた! 車が来たので逆車線の歩道に退避。
ちなみに時々みえるこれはゴミ箱。要らないものはポイ捨てしないように。
ふうー到着 😐 かなり駆け足で回ったので、ここまでで1時間も経過してないくらい。何とか白モスクの観光時間も確保できそうだ。
次回は白モスクの中へ。