今回はバウマン通りの南に位置するエピファニ教会と、ペテルブルグスカヤ通りです。ペテルブルグスカヤ通りは、バウマン通りの南端からプーシキン通り(発音的にはプーシキナ通り)を挟んでさらに南側に位置する通りです。
まずはエピファニ教会。1700年代に建てられた高さ63mの建物がエピファニ教会。カザン市内で最も目立つといっていいのかもしれません。展望デッキに上るには100ルーブル必要で、営業時間は7:00~18:30(たぶん季節によって違うんだろうけど大体このくらいの時間)のようです。残念ながら今回は上らなかったので、いつか機会があればなと。
教会の前は賑わっていて噴水の周りにはたくさんの人だかり。子供たちが駆け回っていました。
教会のすぐ横にシャリアピンパレスホテルがあります。Шаля́пинでシャリアピンと読む。このホテルの名前の由来が画像中心の銅像。これはカザン出身のオペラ歌手ヒョードル・イワノヴィチ・シャリアピン(Фёдор Ива́нович Шаля́пин)です。彼は1873年生まれで、ボリショイ劇場で公演したこともあります。
そして、このシャリアピンという名前、どこかで名前に聞き覚えはないでしょうか。実は、シャリアピンステーキの由来になっている人なんです。彼は日本に来たこともあって、東京、名古屋、大阪を回ったようです。東京では帝国ホテルに宿泊しており、丁度その頃に入歯の不具合に悩んでいて、ホテル内の「ニューグリル」というレストランでステーキを食べた際に柔らかいステーキを食べたいという要望を出して当時の料理長 筒井福夫が考えたのがシャリアピンステーキと言われています。
さて、バウマン通りの南端に向かいます。
バウマン通りとプーシキン通りの交差点にあるカザン最大のショッピングモール「Кольцо」。カルツォと読む。このショッピングモールの内部については別記事で紹介したいと思います。結構広いので。
ショッピングモールのすぐ隣にある高台に立つ銅像。この銅像が誰なのかは残念ながら調査不足。分かり次第詳細を追記します……
高台から見下ろすカザン中心街。エピファニ教会の頭だけ見えてる感じですね。今の時間は車の数は少ないんですが、通勤時間になると渋滞が発生します。休日の朝とかだと観光バスも増えますね。
ここはショッピングモールのすぐ隣。この通りがペテルブルグスカヤ通りです。広場の中心には胸像。英雄でしょうかね。
さて、南下します。正面に大きな建物が見えます。これがグランドカザンホテル。カザンでもっとも高い建物です。この展望台にも上ることができます。確か400ルーブルくらいだったかと。
ホテルの入口。今回は展望台に行くつもりがないのでスルー。
地下鉄の入口はここ。Mはメトロの頭文字。
少し歩いて右側に現れるのがタタルスタン共和国の青年省。青年の国際交流や育成を支援する国の機関のようです。建物の前は広場になっていて、子供たちがボール遊びなどをしています。
通りには大砲のオブジェクト。他にも剣とか盾とかもあったりする。軍事大国ロシア。
「Сбербанк」というのは銀行です。ここまでくるともう人は少ないかな。日も暮れてきたようです。
次回はここからさらに南下したツガンアルブム総合娯楽施設です。