コロナウィルスという状況でしばらく旅行を控えていましたが、そろそろ近場から観光しようかと。ちょうどNHK大河ドラマで鎌倉殿の13人が放送していたため、電車で一本で行かれる鎌倉にでも行ってみようかと思い立ちました。
鎌倉殿の13人は北条義時を主役とした三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマです。もしこれから鎌倉を訪れようとしているなら、作品をみておくと楽しみ方が変わってくるのでお勧めですよ。
一般的に鎌倉と江ノ島をセットで観光することが多いと思うのですが、以前に江ノ島を訪れていたため今回は鎌倉に絞ろうかと。
江ノ島・鎌倉マップ(Area Map of Enoshima Island and Kamakura)
江ノ島と鎌倉の位置関係。JRの東海道線だと藤沢駅と大船駅が最寄りになります。
江ノ島に行く方法は、藤沢から江ノ電に乗って江ノ島駅で降りるか、小田急線に乗って片瀬江ノ島駅で降りるか、大船駅から湘南モノレールに乗って江ノ島で降りるか。
鎌倉に行く方法は、藤沢から江ノ電に乗って終点の鎌倉駅で降りるか、大船から横須賀線で鎌倉駅で降りるか。
以上が一般的かと思われます。まぁ今回の私のように北鎌倉で降りて鎌倉駅まで徒歩で行き、そこからバスで鎌倉山に行ってから徒歩で西鎌倉まで行って、そこからバスで藤沢駅へ戻る。みたいな方法もあるんですが、そこは後々記事にて紹介しようかと。
江ノ島と鎌倉付近は宿も高いところが多い。私は今回平日に伺ったため藤沢駅から徒歩で1、2分のスーパーホテルに宿泊しました。施設内には湯河原温泉の大浴場もあり、洗濯機/乾燥機もあり、ウェルカムドリンクのアルコール飲み放題サービスもあり、美味しい朝食もあるしで、非常におススメなホテルです。
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もし休日に訪れるなら藤沢駅や大船駅はホテルが高騰するため、以下のような平塚あたりに宿泊すると安く泊まれるかと思います。
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さて、江ノ島・鎌倉というと大きく4つのエリアに分けられるかと思います。
- 江ノ島エリア
- 北鎌倉エリア
- 金沢街道エリア
- 鎌倉駅周辺エリア
大体、ガイドブックとかだとジックリ回りたければ1日1エリア、サクッと回りたければ1日2エリアを目標にすると良いと紹介されています。今回は1泊2日の旅になったので実質的に1.5日間で江ノ島以外のエリアを回ることになったのでかなりハードな旅になりました 😉
それも後の記事に任せるとして、まずは私が観光を開始した北鎌倉エリアを中心に紹介しましょう。
『鎌倉五山(The Five Great Rinzai Temples of Kamakura)』 ~鎌倉にある臨済宗の五大寺~
初日は北鎌倉駅で降りて、そこから円覚寺、明月院、東慶寺、浄智寺、建長寺を経て、鶴岡八幡宮をお参りした後で小町通を通って鎌倉駅に至るつもりでした。その目論見は見事につぶれるわけですが。
せっかくなので初めの観光地である円覚寺にちなんで鎌倉五山を紹介したいと思います。
室町時代に足利義満が南禅寺を頂点として、京都と鎌倉に臨済宗の寺院のうちの各5つを指して、それぞれ京都五山、鎌倉五山と定めました。
鎌倉五山は、第一位を建長寺、第二位を円覚寺、第三位を寿福寺、第四位を浄智寺、第五位を浄妙寺、と格付けされております。それぞれの位置関係はマップに示した通り。丸数字は順位をあらわしています。
見てわかる通り、鎌倉五山は鶴岡八幡宮を囲むように、北鎌倉エリアから鎌倉駅エリア、そして金沢街道エリアまでとかなり散らばっています。たかが5寺と侮ることなかれ。鎌倉には広いお寺が多い。特に建長寺は正門から最奥まで山道を歩いて15分ほどかかるため、その往復と寺院を回るだけで1時間くらいかかったりします。ジックリ観光する場合は、おそらく鎌倉五山だけを巡る旅をしただけで1日程度かかってしまうかと。
さて、記事も長くなってきたのでここまで。次回は鎌倉五山の第二位:円覚寺を紹介します。