■救世主ハリストス大聖堂とは
救世主ハリストス大聖堂は、モスクワ中心部から南西に位置するロシア正教の大聖堂です。ハリストスはキリストを意味します。
元々はナポレオン戦争の勝利を記念して建設されたものですが、スターリン政権によって一度は破壊されてしまいました。その後、ソビエト宮殿として再建される予定でしたが、地理的要因と第二次世界大戦の影響もあって、宮殿建設は中断されました。建設跡はプールとして利用され、モスクワ市民に利用されることになりましたが、その後廃止となり、現在の大聖堂が建てられました。
観光時間の目安
アクセス
- クロポトキンスカヤ駅(Кропоткинская)
- 赤色の1番線
見学可能日時
月曜日は13:00~17:00まで。他の曜日は10:00~17:00です。休日については事前に確認しておくとよいでしょう。
ただし、外観だけであれば終日見学可能です。
■観光開始
正門
大通り沿いから向かうと門が見えます。車の入構もここから行われるようです。特に警備もありませんので、自由に出入りすることができます。
大聖堂正面広場
正面の広場には、大聖堂を睨み付けるようにアレクサンドル2世像が立っています。
ロマノフ朝12代皇帝アレクサンドル2世は、クリミア戦争で敗北を噛みしめて、農奴解放令などの改革を通じてロシアの近代化を図り、さらには露土戦争で勢力を拡張したことで貢献した人物です。
プーシュキン博物館側から
プーシュキン博物館側の街道から見た大聖堂です。金色のドームが目立ちます。
地下鉄の入口
クロポトキンスカヤ駅を出てすぐにある入場ゲート。BXOДとは、ロシア語で入口を表します。
広場
地下鉄入口からみた大聖堂前広場です。出店でドリンクが売られていて、ベンチで休んでいる人も見かけます。