カザン・クレムリン

■カザン・クレムリンとは

 

カザン01

カザン・クレムリンは、ロシアのタタルスタン共和国の首都カザンに存在し、11世紀初頭にヴォルガ・ブルガール人によってヴォルガ川とカザンカ川の合流点に位置する丘の上に建てられた城塞(クレムリン)です。一度はイヴァン雷帝によって破壊されましたが、その後再建されました。

イスラム教とロシア正教の共存が重要視され、現在では世界文化遺産に登録されています。

 

観光時間の目安

2 hours

2 hours

1 hour

1 hour

30 minutes

30 minutes

アクセス

  • クレムリョフスカヤ駅(Кремлёвская)

見学可能日時

8:00~22:00

 

■観光開始

クレムリョフスカヤ駅

クレムリョフスカヤ駅

カザン・クレムリンの最寄り駅は、クレムリョフスカヤ駅です。2005年に開通したばかりの地下鉄の駅なので内装も綺麗で豪華です。料金も約50円と非常にリーズナブル。とはいえ、中心街から歩いてさほど遠くもないので、時間に追われていなければ歩くことをお勧めします。

 

スパスカヤ塔

スパスカヤ塔

カザン・クレムリンの正門にあたるのがスパスカヤ塔で、別名 救世主の塔とも呼ばれます。

スパスカヤ塔の名前の由来は、スパスキイ修道院のようです。スパスキイ塔と呼ばれないのは、ロシア語に文法に由来します。ロシア語は修飾される名詞が男性名詞、女性名詞、中性名詞で、就職する形容詞の形も変わります。塔はロシア語で「башня」という女性名詞のため、スパスキイがスパスカヤと変化してスパスカヤ塔となります。

正門の前には人だかりが多く、旅行者の他、修学旅行の学生も見られます。夜は画像のようにライトアップされ、正門付近からは人だかりが無くなります。

 

クル=シャーリフ・モスク

カザン・クレムリン

一度はイヴァン雷帝に破壊されたモスクですが、現在ではカザンカ川を背景に美しい景観を持ちます。夜はライトアップされ、記念写真を撮る人も数多くいます。モスクの中に入ることもできますが、女性は宗教上の理由からスカーフを頭に被らなければなりません。

見どころなので、クレムリンに立ち寄った際には是非朝・夕・夜に訪れてください。

 

スュユンビケ塔

スュユンビケ塔

スュユンビケ塔は、カザン・クレムリンのカザンカ川に立地します。スュユンビケとは、200年ほど前に、この塔から身を投げたカザン・ハーン妃に由来します。入口の門には太陽と月の装飾があり、他の建物と比べて茶色の建物だったりと、謎が多い塔です。

 

スュユンビケ塔

ここからカザンカ川側を臨むと非常に眺めがよく、多くの人々がここで写真撮影をしています。

 

ブラゴヴェシェンスキー大聖堂

ブラゴヴェシェンスキー大聖堂

ブラゴヴェシェンスキー大聖堂とは、別名を生神女福音大聖堂(しょうしんじょふくいんだいせいどう)ともいいます。ロシア正教会の聖堂で、一度はロシア革命によって破壊されましたが、その後再建されたのが現在の形です。再建前は、カザン・クレムリン最古の建造物でした。

ブラゴヴェシェンスキー大聖堂

ブラゴヴェシェンスキー大聖堂からも絶景が見られます。画面左がカザンカ川で、右に位置するのが農業宮殿です。夜には綺麗にライトアップされた風景をみることができます。

 

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