江ノ島神社とは夫婦神社の『龍口明神社』 ~鎌倉最古の神社~

建長寺から出る頃にはかなりの雨になってきたので急いで藤沢駅へ帰ることに。途中素通りした鶴岡八幡宮には多くの傘が見えました。さすがに平日の雨の日でも鶴岡八幡宮はかなりの人が観光しているっぽい。小町通りにもかなりの人がいたので傘をさしながら歩くのは少々大変でした。

 

ルートマップ『建長寺から龍口明神社へ』 ~徒歩→バス→徒歩 と乗り継いで~

まずは建長寺から鶴岡八幡宮の横を通り過ぎて、小町通りを抜けて、鎌倉駅へ。そこで鎌倉山行きのバスに乗り込みます。この時は「鎌4」というバスに乗りましたが、鎌倉山行きはいくつかあるので行き先を確認するのが良いでしょう。

そこからバスに揺られて大仏前を通り過ぎて山道へ入って終点の鎌倉山へ。鎌倉山でバスを下車後、バスの進行方向から左側へと進み、大船西鎌倉線という大通りを下って西鎌倉方面へ。304号線(腰越大船線)に突き当たったら左折し、はじめの左に入る坂道を登って道なりに進むと龍口明神社に到着します。

鎌倉駅から江ノ電に乗って江ノ島駅から湘南モノレールに乗り継いで西鎌倉駅へ行く方法もあるんですが、遠回りな上、2路線使うことになるため少々お金もかかります。

鎌倉駅から龍口明神社へ直接向かうような稀有な観光客は相当少ないと思われますが、もしこのルートをとるのであれば私のようなバスのルートがおススメです。

 

五頭龍神社の別名もある『龍口明神社』

龍口明神社の入口に到着。すでに雨足は強く靴もかなり濡れてしまいました。アクセスがあまりよくないんですが、以前は江ノ島近くの腰越にあったようです。昭和の時代にこちらに場所を移されたらしい。

鳥居を正面から。龍口明神社というカッコいい文字が石碑に彫られています。小ネタなんですがこちらの神社は「りゅうこうみょうじんしゃ」と読むようです。「じんじゃ」ではなく「じんしゃ」という。公式ホームページのURLも”ryukoumyoujinsya”になってるんですよ?

さて、雨が強いので早めに境内へ。鳥居で一礼して中へと入ります。

 

五頭龍は江島神社の弁財天とは夫婦の間柄

境内でまず目に入ったのがこちらの龍の像。とても立派!

実はこちらの五頭龍は江島神社に祭られている弁財天様の旦那さんです。元々、悪事を働いていた五頭龍が弁財天と結ばれるにあたって改心したという伝説があるようで。五頭龍の気持ちを180度変えてしまうほどの弁財天も凄いんですが、心を入れ替えた五頭龍も立派です。

その五頭龍が龍口明神社に祭られていて、別名を五頭龍神社ともいうようです。

龍口明神社の御神木。

これまで五頭龍大神のみ言及してきましたが、実はこちらの神社にはもう一柱祭られている神様がいらっしゃいます。そちらが玉依姫命です。日本国の初代天皇である神武天皇の母君であり、山幸彦の妻であり、豊玉姫命の妹君でございます。

そのため御朱印も五頭龍大神のものと豊玉姫命のものとがございます。

神社はそんなに大きくはありません。とはいえこの龍口明神社は鎌倉一古い神社であるほどの老舗神社。それなりに雰囲気はあり、圧倒されます!

 

龍口明神社の一の鳥居と社務所

奥に見えるのが本殿で、右にあるのが社務所。まずは社務所に伺って御朱印をいただくことに。この龍口明神社は宮司さんがご不在であることが多いとの情報でしたが、この時は運よくいらっしゃいました!

そのおかげで御朱印帳を購入することができて、御朱印にも日付を書き入れていただくことができました。御朱印帳は龍の柄でカッコいい。また、御朱印は書置きのものなので後日自分で管理することになるんですが、絵柄が非常に凝っている。私は玉依姫命が描かれている御朱印を頂戴いたしました。

鳥居の内側からだとこんな感じ。

 

龍口明神社の『龍神の宮』のお参り

御朱印をいただいてからお参りをしようとしたら、なんと横降りの大雨?!

写真だと分かりづらいかもしれませんが強い横降りです。神様にご無礼を働いたかとドキドキしながら龍神の宮へ。

龍神の宮の正面。もう雨がメチャクチャ強い。靴どころかズボンの下の方もビショビショ(泣)

歴史があるという先入観もあるのかもしれませんが貫禄のある神殿です。

お参りを終えてこれから帰路に。ここからは西鎌倉駅近くのバス停から藤沢駅へ戻りホテルにチェックインしました。本当は初日にもっと観光したかったんですが、さすがにこの大雨ではギブアップ。明日に備えて体を休めておきます。

 

次回は鎌倉の長谷寺から。